教えるものがないインテリジェントデザイン
2003年2月21日付のThe Dartmouthの記事「Intelligent design' may underlie life」によれば、Discovery InstituteのシニアフェローであるPaul NelsonのDartmouthでの講義で、
However, responding to a question after the lecture, Nelson said that he opposed the teaching of intelligent design in public schools.
"It isn't a fully-fledged theory -- there isn't yet enough there to actually teach," Nelson said.
しかし、講義の後の質問に対する答えで、Nelsonは公立学校のインテリジェントデザインを教えることに反対だと言った:
「それは成熟した理論ではなく、まだ実際に教えるため十分なものがない」
1990年代前半に立ち上がったインテリジェントデザインは2003年になっても、教えるものがなかったのだ。
この状況は2006年になっても解決していない。
BILL GAITHERによるRegister-Mailの2006年2月18日付けの記事「Intelligent design founder argues against evolution」によれば、イリノイ州GalesburgのKnox Collegeで行われたインテリジェントデザインについてシンポジウムで、2006年2月17日にインテリジェントデザインの主導者Dr. Phillip Johnsonが講演した。
GALESBURG - The father of intelligent design says his child is not ready for school.
The hypothesis of intelligent design, while being developed, is not complete enough to be taught in the classroom, Phillip Johnson, professor emeritus of law at the University of California at Berkeley, said during a lecture at Knox College Friday.
インテリジェントデザインの父は、彼の子供がまだ学校へ行く準備ができていないと言った。インテリジェントデザイン仮説は発展途上であり、授業で教えるに十分には完成していないと、カリフォリニア大学バークレー校の法学名誉教授Phillip Johnsonは、金曜のKnox Collegeでの講義で発言した。
そこで登場するのが、複数デザイナー理論(Multiple Designers Theory)だ。これは、Richard B. Hoppeが、インテリジェントデザイン理論サイトAccess Research NetworkやInternationl Society for Complexity, Information and Designで議論し、2004年に進化論ブログPanda's Thumbに投稿したものである。もちろんこれは、理論なき理論たるインテリジェントデザインに対して、"インテリジェントデザイン理論家たちが絶対に受け入れることができない"理論でありながら、インテリジェントデザイン理論というほかない理論を提示するという、インテリジェントデザインに対する嫌がらせである。
プロテスタント根本主義系のインテリジェントデザインは当然のことながら神様はひとりでなければならない。だから、複数デザイナーは絶対に認められないというわけ。
今日はRichard B. Hoppeの序文だけ紹介する。
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