2014/08/11

ジェフ・ロッセンの「学校の放射性ラドンガス」(2012/2/29)

以前から、米国英国などでは、地下から出てくるラドンガスによる屋内汚染を健康リスクとして対策にあたっている。汚染状況はたとえ隣家であっても違っており、個々に検査し、基準値(米国148Bq/m3, 英国200Bq/m3など)を超えた場合は、対策をとることが推奨されている。

ラドン検査を推奨する公共広告も作られている。


とはいえ、なかなかラドン検査と対策は進んでいないようで、2012年2月には、ちっとも進まない学校のラドン対策にJef Rossenが斬りこんでいる。

特にラドン濃度の高い教室だと、原発労働者を上回る放射線被曝となることが、20年前からわかっていたが、なかなか対策は進んでいなかったようである。そして、この放送から2年経過したが、特に状況が大きく変化した様子は見られない。
posted by Kumicit at 2014/08/11 23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メモ「ゴリラのエボラとワクチン」

2007年、ウェストローランドゴリラはエボラのアウトブレイクで存亡の危機にあった。
Western gorillas, by contrast, live mostly on fruit, a scarcer resource that draws different groups of gorillas and chimpanzees to the same trees at different times of day. "They defecate and urinate in and around the trees," says Walsh, leaving infected body fluids to sicken the next group. Gorillas also examine the bodies of dead apes they come upon, perhaps because they're smart enough to want to know if whatever claimed that life is a threat to them. This provides another means of direct transmission.

ウェストローランドゴリラは大半は果物で生きており、果樹が乏しいために、複数のゴリラの集団やチンパンジーの集団が、同じ果樹を違う時間帯に利用している。「彼らは、果樹のまわりで、うんこやおしっこをする。残された液体によって、次にやってきた集団への感染が広まる。」とWalshは言う。ゴリラは知能が高く、死因を知ろうとして、類人猿の死体を調べようとする。これが直接的な感染経路になる。

[Why Ebola is Killing Gorillas (2007/04/26) on TimeCNN]
2004年のアウトブレイクで、5000頭以上が死んでいた
Over the last decade human outbreaks of the deadly Ebola virus in Africa have been repeatedly linked to gorilla and chimpanzee deaths in nearby forests. Hotly debated has been whether these wild ape deaths were isolated incidents or part of a massive die-off. New research published in the journal Science puts this debate to rest, providing strong evidence that Ebola killed at least 5,000 gorillas at a single site. The study also provides new hope for controlling the devastating impact of Ebola on wild gorilla and chimpanzee populations

過去10年、アフリカでの人間のエボラウィルスのアウトブレイクが繰り返し、周辺森林でのゴリラとチンパンジーの死につながってきた。これらの死亡が、孤立した事象なのか、大量死の一端なのか議論されてきた。Sciennceに掲載された新たな研究は、一か所で少なくとも5000頭がエボラで死亡した強力な証拠を提示し、議論にひとまず終結させた。さらに、この研究は、野生のゴリラとチンパンジー集団に対する破壊的なエボラの影響を制御する希望を提示している。

[Magdalena Bermejo et al: "Ebola Outbreak Killed 5000 Gorillas", Science 8 December 2006: Vol. 314 no. 5805 p. 1564 ]

At least five candidate human vaccines have been shown to protect monkeys in the lab against Ebola infection, says Walsh, who is pushing to try one in the wild. “There are technical hurdles to jump through. But they're surmountable,” he says.

「少なくとも5つの、人間用ワクチン候補がサルのエボラ感染防止に効果があることが実験室レベルで示されていた。まだ越えなければならない技術的ハードルがあるが、克服は可能だ」と野生でのワクチン実験を推進するPeter D. Walshは言う。

[Gretchen Vogel: "Tracking Ebola's Deadly March Among Wild Apes", Science 8 December 2006: Vol. 314 no. 5805 pp. 1522-1523]
ワクチンによる感染防止の可能性はこのとき指摘されていた。しかし、Peter D. Walshは、その後もワクチンの効果を検証中である。

一方、ウェストローランドゴリラはというと2012年には...
The adult females left in the population have given birth to several new gorillas − all positive signs that this group will recover and repopulate the area. Six years post-Ebola, the gorilla population had returned to the same demographics as it had before the virus hit, though not the same numbers − yet.

群れに残っていた大人の雌が新たなゴリラを数頭生んでおり、これらは群れの個体数が回復しつつあり、地域に再定着しつつあることを示している。エボラアウトブレイクから6年が経過し、ゴリラの群れの個体数はアウトブレイク前の数には至っていないが、以前の水準にはもどっている。

[Jennifer Welsh: "Gorillas Rebuilding After Ebola Outbreak" (2012/06/18) on LiveScience]
際限なき感染拡大には至らず、個体数が激減したウェストローランドゴリラも個体数を回復しつつあり、ひとつのアウトブレイクは終わったようである。

しかし、未だゴリラやチンパンジーのエボラ感染拡大を防ぐ手段は確立されていないようである。



posted by Kumicit at 2014/08/11 23:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | Disease | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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