2017/03/14

人生に意味を与えるUFO

エイリアンアブダクションは、宗教的体験のようなもので、人生に意味を与えるものだという心理学の示唆がある。

エイリアンアブダクティたちの心理研究と(それの一般向け解説書)で知られるDr. Susan A. Clancyは、その本の出版の際して、エイリアンアブダクションは宗教的体験と同様なものではないかとコメントしている。
Yet abduction narratives often have another, less explicit, dimension that Dr. Clancy suspects may be central to their power. Consider this comment, from a study participant whom Dr. Clancy calls Jan, a middle-age divorcée engaged in a quest for personal understanding: "You know, they do walk among us on earth. They have to transform first into a physical body, which is very painful for them. But they do it out of love. They are here to tell us that we're all interconnected in some way. Everything is."

At a basic level, Dr. Clancy concludes, alien abduction stories give people meaning, a way to comprehend the many odd and dispiriting things that buffet any life, as well as a deep sense that they are not alone in the universe. In this sense, abduction memories are like transcendent religious visions, scary and yet somehow comforting and, at some personal psychological level, true.

Dr. Clancy said she regretted not having asked the abductees she interviewed about religious beliefs, which were not a part of her original research. The reader may regret that, too. The warmth, awe and emotion of abduction stories and of those who tell them betray strong spiritual currents that will be familiar to millions of people whose internal lives are animated by religious imagery.

エイリアンアブダクション事件には、別の、あまり明白ではない面があり、Dr. Clancyはそれらの力のが中心となる可能性があると考えている。Dr. ClancyがJanと呼ぶ、個人的理解を求めている中年の離婚者である、研究の被験者の証言を考えてみよう。「知っての通り、彼らは地球上を我々とともに歩いている。そのために彼らはまず、物理的肉体に変容する必要があるが、それは彼らの取っては非常に苦痛である。しかし、彼らはそれを愛のために行っている。、何らかの形で我々はつながっていると、伝えるために、彼らはここにいる。」

Dr. Clancyは基本的なレベルで、「エイリアンアブダクション事件は人々に『人生を打ちのめす、多くの奇妙で忌まわしいものの意味、あるいはそれらを理解する方法』を与えるものであり、『彼らが宇宙で一人ではないという深い感覚』を与えるものである」と結論している。

Dr. Clancyは、もともとの研究には含まれていなかった、インタビューしたアブダクティたちに、宗教的信念についても質問しておくべきだったと考えている。本の読者たちもそうだろう。エイリアンアブダクション事件とそれを語った人々の、温かさや畏敬の念や感情は、強い霊的な流れを示すものである。そのような流れは、宗教的なイメージによって内面的生活を高めている何百万人もの人々によく知られているものである。

[Benedict Carey: "Explaining Those Vivid Memories of Martian Kidnappers" (2005/08/09) on NY Times]


心理学者Dr. Stephen A. Diamondは、人生に意味を与えるものとして、人々はUFOを必要とすると論じる。
Myth is how we attribute meaning to our existence and experience--no myth, no meaning. Myth is a way of looking at the world, the cosmos, ourselves and our place in and relationship to reality. UFO's, in this sense, are very much part of our collective mythology, both past and present. ... As with all natural or metaphysical phenomena, once science dissects, analyzes and mechanistically explains such mysteries, their numinous, spiritual, potentially healing power is deadened or lost. Like religion, faith in the reality of UFO's provides something to believe in for many in need of more meaningful lives. Today, in a time of cultural chaos and economic crisis, when many are prone to lose or question their faith, sense of purpose, and capacity to find life meaningful and worth living, we may need UFO's--whatever their origin, nature, enigmatic mission or psychological meaning may be--more than they need us.

神話は、我々の存在と経験に意味を与えるものである。神話がなければ意味もない。神話は、現実及び現実との関連における、世界や宇宙や我々自身や我々の場所を見る、一つの方法である。この意味で、UFOはまさしく過去と現在の両方の集団的神話である。...すべての自然現象と形而上学的現象とともに、科学がそのようなミステリーを解体・分析・機械論的に説明してしまうと、それらのミステリーが持つ、数えきれない精神的あるいは潜在的な治癒力が失われる。宗教と同様、UFOが存在するという信仰は、意味のある人生を必要とする多くの人々に対して、信じるべきものを提供する。文化的カオスと経済危機の時代においては、多くの人々が信仰や、目的感や、意味や価値ある人生を見出す力を失ったり疑問に思ったりする。そのとき、その起源や性質や謎のミッションや心理学的意味合いが何であれ、UFOが我々を必要とする以上に、我々がUFOを必要とする。

[Stephen A. Diamond Ph.D.: "UFO's, Close Encounters, and the Cry for Meaning" (2010/10/17) on PsychologyToday]



posted by Kumicit at 2017/03/14 08:33 | Comment(1) | TrackBack(0) | Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

UFO統計

UFO_awesomeというUFO目撃のopen dataがある。
年別に推移を見てみると、1995年以降急増。これはネットでの情報収集が容易になったことによるかも。
UFOannul.png

UFO映画は1950年あたりから年数本製作されており、直近に増えているわけではない。
UFOmovies.png

UFO目撃は6〜8月に多く、曜日では土日。暇な週末、夜の外出がしやすい季節に多い様だ。
DayOfWeekUFO.png
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UFO目撃件数と月齢にはあまり関係が見られない。満月と新月で少し差異はあるが、ささやか。
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UFOの形状には少し流行があるようで、1950年ころは人気のあった円盤(Disk)が人気を落とし、光(Light)の人気が高まっている。
FormDecades.png

UFO目撃情報の大半は米国。収集言語が英語であることも影響していると思われるが、やはりUFO流行の地であることが大きい。
posted by Kumicit at 2017/03/14 08:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする