- 「百匹目の猿」の嘘を暴いた"The Hundredth Monkey Phenomenon"by Ron Amundson (2005/08/02)
Ron Amundsonによるデバンク(1986) - 「百匹目の猿」Lyall Watsonの言い訳を読む(2005/09/23)
逃げようがなくなって「Hundredth Monkey Phenomenaはメタファーだった」と言い訳(1986) - 「百匹目の猿」の原論文には百匹目の猿はいない (2005/08/03)
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そのLyall Watson氏が2008年6月25日に亡くなった[ie. Telegraph, Liverpool Daily Post]。1939年4月12日、ヨハネスブルク生まれで、享年69歳。
TelegraphはLyall Watsonの「百匹目の猿」を次のように評した。
Although it seemed a good story, the part about spontaneous transmission, at least, was not true. Watson, however, was blamed only for "myth-making" rather than confabulation. "It is a metaphor of my own making," he admitted in 1986, "based on very slim evidence and a great deal of hearsay. I have never pretended otherwise." Although the hundredth monkey theory occupied only a few paragraphs of his total output, it bulked disproportionately large in critical studies of his work. Watson himself remained unrepentant, however, and declared on his website: "I still think it's a good idea!"「百匹目の猿」と「グリセリンの結晶化」はいずれも、"Lifetide"でほんの数ページを占めるにすぎないネタだが、神話化してしまって、もはや消えることがなくなっている。それがLyall Watson最大の"成果"なのは、なんとも言えないが。
それは良い話だったが、自然発生的な伝達については少なくとも真実ではなかった。しかし、Lyall Watsonは「作り話」といより、「神話を作った」ことについてのみ非難された。彼は「それは、非常に貧弱な証拠と多くの噂に基づいて、私自身の作ったメタファーだ。偽りを述べたわけではない」と1986年に認めた。「百匹目の猿」は彼の出版物のわずかな部分を占めるにすぎないが、彼の成果に対する批判的研究においては、不相応に大きく扱われた。Watson自身は後悔しておらず、「それは良い考えだったと今でも考えている」と個人サイトで述べている。
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