2008/12/21

忘れた頃にミシガン州反進化論州法案が委員会審議時間切れで廃案

米国の進化論教育を守るNational Center for Science Educationによれば、2008年のインテリジェントデザイン運動による反進化論州法案で生き残っていたミシガン州のHouse Bill 6027及び Senate Bill 1361が2008年12月19日に、委員会審議で時間切れ廃案となった。これにより2008年の反進化論州法案は、成立したルイジアナ州以外はすべて廃案となった。

廃案になったミシガン州反進化論州法案は、「Academic freedom on Evolution(進化論についての学問の自由)」と呼ばれるもので、反進化論州法案の最新の進化形態である。

  • 1987年にEdwards v. Aguillardの違憲判決により終了した1981年に成立していたルイジアナ州法(進化論と創造科学を同一時間教えることを義務付ける州法)
  • インテリジェントデザインを許容する
  • 進化論について論争があることを教える(Teach the Controversy)
  • 進化論について批判的分析を教える(Critical Analysis of scientific theories)
  • 進化論についての学問の自由(Academic freedom)


なお、現在のところ、ルイジアナ州で成立した反進化論州法SB733/Act473(Academi freedom law)に対応した具体的な動きは見られない。
posted by Kumicit at 2008/12/21 02:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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