2009/02/17

Walter BergとABOFAN

ABOFAN氏が海外の血液型性格判断の本だと喜んで紹介した本「血液型×星座占い- 48ランキングで本当の自分が分かる!」は、日本でのみ出版された本で、その著者はバリー・パーキンソンは、かつて黄道13星座な占星術で名を売ったWalter Berg(ウォルター・バーグ)だった。

Walter Bergの書いている本は占ネタがほとんどだが、「天空の企て」だけはトンデモ本である。ただし、ありきたりで、特に爆笑できるようなものではない。
私自身の研究では、時空連続体の最下層の重力を媒介に使うサブスペース・コスミック・エネルギー・フィールドでは、果てしない距離にまで瞬間的にシグナルを送ることができることを示している。私の研究ではさらに、サジタリアスの領域から地球へこの伝達方式でシグナルが送られるか、またはサブリミナル(潜在意識に印象づける)メッセージが送られていることを示唆している... [pp.38-39]
つくりが雑であるために、ささやかながら笑えるところがないでもないと言う程度。

ちょっとだけ見ておくと....

  1. 日本のみでの出版だが、英文原稿が存在したと思われる形跡
    もうひとつの驚くべき例は、1995年にアメリカのユタで行われた会議でコローニュ大学から来たニンツ教授によって発表された。

    [ウォルター・バーグ(著), 渡辺恭三/水井久美(訳): 天空の企て, 1997, p.36]
    「コローニュ大学」とは「University of Cologne」だろう。これはケルン大学(Universitat zu Koln)の英語表記であり、そのことに渡辺恭三氏あるいは水井久美氏が気付かなかったことを示している。
  2. 粗雑な年表
    サジタリアス・シグナルと歴史上の事件の関連年表
    ...
    1942年 A10エネルギー アメリカ軍がB52で東京を爆撃
    1945年 A10エネルギー アメリカ海軍と空軍が日本を攻撃。
    [p.323]
    全体に適当感だだよう年表だが、勢いで書いたことを示す例である。B52の初飛行は1952年だし、アメリカ空軍が独立した軍となったのは1947年。他にも思いつきなものとしては:
    20000年前 A10、C5エネルギー 直感と理性が不思議にも入力される。
    ...
    西暦紀元0年 A10、C10エネルギー 理性が出現、最終的に人類の尊大さから論理的(太陽)なエネルギーが、直観的(月)なエネルギーより優位に立つ。
    理性が入力されたと書いたのを忘れて、理性が出現したと書いている。他にも色々あるけど、大して面白くないので省略。
  3. ほぼ確実に実現不可能な予言
    2100年 テレパシーによる通信が可能となる。言語が統一され地球語が誕生する。平均寿命は250歳となる。
    もちろん、ほぼ確実に実現不可能だと断言できるのは「2100年に平均寿命は250歳」である。1850年生まれの人々の半分くらいは2100年になっても生きていないと、国勢調査などで平均寿命250年という数字は出てこない。まったく、ありきたりのネタと雑なつくりという適当感ただよう本である。

    となると、ABOFAN氏が喜んで取り上げた血液型×星座占い- 48ランキングで本当の自分が分かる!」も同様かも。

    少なくとも「星座×血液型」は27年前からある古いネタ:Walter Bergに原案を書かせるなら、「血液型4×黄道13星座」でトランプ52枚にすればよさそうなものだが、従来ネタそのままにしたのは、新ネタを考える手間をかけずに出版するためかな?



posted by Kumicit at 2009/02/17 10:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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