2009/07/13

あまり聖書を知らない英国人

欧州各国の中で、創造論の勢いがかなりある英国。しかし、The Associated Pressなどの報道によれば、Durham Universityによる英国人の聖書についての世論調査で、英国人が聖書をあまり知らないことがわかった:
Fewer than one in 20 are able to name all Ten Commandments, while 62% did not know the parable of the Prodigal Son and 60% could not name anything about the Good Samaritan.

十戒を全部言えたのは5%以下。
62%が放蕩息子の帰郷を知らなかった。
善きサマリア人について60%が何も言えなかった。

The initial research findings from The National Biblical Literacy Survey 2009 also revealed that 40% did not know that among Christians the tradition of giving Christmas gifts came from the story of the Wise Men bringing gold, frankincense and myrrh to the infant Jesus.

キリスト教の伝統のひとつであるクリスマスプレゼントが、賢者たちがイエスに黄金と乳香と没薬を贈り物として献げた物語に由来することを40%が知らなかった。

While only 5% of people could name all the Ten Commandments, 16% could not name any.

16%が十戒を一つも言えなかった。

The survey also showed that despite the success of the musical Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat, 57% knew nothing about Joseph and his brothers. One respondent said David and Goliath was the name of a ship while another thought Daniel - who survived being thrown into the lions' den - was The Lion King.

ミュージカル"Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat"の成功にもかかわらず、57%がヨセフと兄弟について何も知らなかった。

ダビデとゴリアテを船の名前だと回答した人や、ライオンの洞窟に投げ込まれて生き延びたダニエルを、ライオンキングだと回答した人もいた。

More than 900 people, from faith and non-faith backgrounds, were surveyed at various locations throughout England and Wales about their knowledge of the Bible.

信仰ある人・ない人から900名以上を対象に、イングランドおよびウェールズの各地方から、聖書に関する知識を調査した。

[Knowledge of Bible on the fall (2009/07/12) by The Associated Press hosted by Google]
十戒は「殺してはならない・姦淫してはならない・盗んではならない」の3つで打ち止め、それ以上は出てこない人が多そう。
順に出典・正解を見ておくと...

善きサマリア人:
[ルカによる福音書第10章第29〜37節]

しかし、彼は自分を正当化しようとして、「では、わたしの隣人とはだれですか」と言った。

イエスはお答えになった。「ある人がエルサレムからエリコへ下って行く途中、追いはぎに襲われた。追いはぎはその人の服をはぎ取り、殴りつけ、半殺しにしたまま立ち去った。

ある祭司がたまたまその道を下って来たが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。同じように、レビ人もその場所にやって来たが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。

ところが、旅をしていたあるサマリア人は、そばに来ると、その人を見て憐れに思い、近寄って傷に油とぶどう酒を注ぎ、包帯をして、自分のろばに乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。
そして、翌日になると、デナリオン銀貨二枚を取り出し、宿屋の主人に渡して言った。『この人を介抱してください。費用がもっとかかったら、帰りがけに払います。』
さて、あなたはこの三人の中で、だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」

律法の専門家は言った。「その人を助けた人です。」そこで、イエスは言われた。「行って、あなたも同じようにしなさい。」


放蕩息子の帰郷:
[ルカによる福音書 / 15章 11-32節]

また、イエスは言われた。「ある人に息子が二人いた。弟の方が父親に、『お父さん、わたしが頂くことになっている財産の分け前をください』と言った。それで、父親は財産を二人に分けてやった。

何日もたたないうちに、下の息子は全部を金に換えて、遠い国に旅立ち、そこで放蕩の限りを尽くして、財産を無駄遣いしてしまった。何もかも使い果たしたとき、その地方にひどい飢饉が起こって、彼は食べるにも困り始めた。

それで、その地方に住むある人のところに身を寄せたところ、その人は彼を畑にやって豚の世話をさせた。彼は豚の食べるいなご豆を食べてでも腹を満たしたかったが、食べ物をくれる人はだれもいなかった。

そこで、彼は我に返って言った。『父のところでは、あんなに大勢の雇い人に、有り余るほどパンがあるのに、わたしはここで飢え死にしそうだ。ここをたち、父のところに行って言おう。「お父さん、わたしは天に対しても、またお父さんに対しても罪を犯しました。もう息子と呼ばれる資格はありません。雇い人の一人にしてください」と。』

そして、彼はそこをたち、父親のもとに行った。ところが、まだ遠く離れていたのに、父親は息子を見つけて、憐れに思い、走り寄って首を抱き、接吻した。

息子は言った。『お父さん、わたしは天に対しても、またお父さんに対しても罪を犯しました。もう息子と呼ばれる資格はありません。』

しかし、父親は僕たちに言った。『急いでいちばん良い服を持って来て、この子に着せ、手に指輪をはめてやり、足に履物を履かせなさい。それから、肥えた子牛を連れて来て屠りなさい。食べて祝おう。この息子は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったからだ。』そして、祝宴を始めた。

ところで、兄の方は畑にいたが、家の近くに来ると、音楽や踊りのざわめきが聞こえてきた。そこで、僕の一人を呼んで、これはいったい何事かと尋ねた。僕は言った。『弟さんが帰って来られました。無事な姿で迎えたというので、お父上が肥えた子牛を屠られたのです。』

兄は怒って家に入ろうとはせず、父親が出て来てなだめた。しかし、兄は父親に言った。『このとおり、わたしは何年もお父さんに仕えています。言いつけに背いたことは一度もありません。それなのに、わたしが友達と宴会をするために、子山羊一匹すらくれなかったではありませんか。ところが、あなたのあの息子が、娼婦どもと一緒にあなたの身上を食いつぶして帰って来ると、肥えた子牛を屠っておやりになる。』

すると、父親は言った。『子よ、お前はいつもわたしと一緒にいる。わたしのものは全部お前のものだ。だが、お前のあの弟は死んでいたのに生き返った。いなくなっていたのに見つかったのだ。祝宴を開いて楽しみ喜ぶのは当たり前ではないか。』」


十戒:
[出エジプト記 / 20章 3-17節]

あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。

あなたはいかなる像も造ってはならない。上は天にあり、下は地にあり、また地の下の水の中にある、いかなるものの形も造ってはならない。あなたはそれらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならない。わたしは主、あなたの神。わたしは熱情の神である。わたしを否む者には、父祖の罪を子孫に三代、四代までも問うが、わたしを愛し、わたしの戒めを守る者には、幾千代にも及ぶ慈しみを与える。

あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。みだりにその名を唱える者を主は罰せずにはおかれない。

安息日を心に留め、これを聖別せよ。六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。六日の間に主は天と地と海とそこにあるすべてのものを造り、七日目に休まれたから、主は安息日を祝福して聖別されたのである。

あなたの父母を敬え。そうすればあなたは、あなたの神、主が与えられる土地に長く生きることができる。

殺してはならない。

姦淫してはならない。

盗んではならない。

隣人に関して偽証してはならない。

隣人の家を欲してはならない。隣人の妻、男女の奴隷、牛、ろばなど隣人のものを一切欲してはならない。」



いわゆる東方からの三賢者「メルキオール Melchior (黄金-王権の象徴、青年の姿の賢者)、バルタザール Balthasar (乳香-神性の象徴、壮年の姿の賢者)、カスパール Casper(没薬-将来の受難である死の象徴、老人の姿の賢者)」が幼子イエスに贈り物を捧げる"マタイによる福音書2章11節":
[マタイによる福音書2章11節]

家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。
ただし、メルキオール・バルタザール・カスパールという名は聖書にはない。

商品券のCMにも使われるネタでもあるのだが...



ヨセフと兄弟(同母弟にベニヤミン、異母兄にルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン、ダン、ナフタリ、ガド、アシェルが、異母姉にディナ)は創世記37〜50章と長々と続くネタ。



posted by Kumicit at 2009/07/13 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。