2009/08/28

オハイオ州で創造論を教えた理科教師についての訴訟で和解が成立

オハイオ州Mount Vernon Schoolの理科教師John Freshwaterが、2007-2008学校年度に、授業で創造論を教え、テスラコイルで生徒に焼印をつけた件について:

==>オハイオ州で創造論を教えた理科教師についての訴訟・反訴など継続中 (2009/06/15)

米国の進化論教育を守るNational Center for Science Educationによれば、2008年6月13日に、"Doe"一家[匿名]が、オハイオ州Mount Vernon City学区教育委員会および、学区教育長と校長と、一家の息子の第8学年を担当する当該学校の理科教師 John Freshwaterを訴えた裁判の和解が成立した:
A partial settlement was reportedly reached in Doe v. Mount Vernon Board of Education et al., the case in which a Mount Vernon, Ohio, teacher, was accused of inappropriate religious activity in the classroom — including displaying posters with the Ten Commandments and Bible verses, branding crosses into the arms of his students with a high-voltage electrical device, and teaching creationism. The Mount Vernon News (August 27, 2009) reported that "the board’s insurance company has agreed to pay $115,500 toward the plaintiffs’ legal fees, $5,500 to one of the plaintiffs as compensation and the sum of $1 each to two other individuals." The board, superintendent, and principal of the middle school admit no liability in the agreement, which will have to be approved by a court.

報道によれば、教室に十戒と聖書の引用を書いたポスターを掲げ、高圧電気装置で生徒に十字の焼印を入れて、創造論を教えた先生に対する、オハイオ州Mount VernonのDoe v. Mount Vernon Board of Education et al.,裁判で一部和解が成立した。2009年8月27日付のMount Vernon Newsの報道によれば、学区教育委員会が保険契約していた保険会社は、原告の弁護費用11万5500ドル、補償として原告の一人に5500ドル、あと二人の原告に1ドルを支払うことに同意した。中学校の学区教育委員会・教育長・校長は、この和解における責任を認めておらず、これについて、法廷の承認を必要である。

...

[Partial settlement in Freshwater case (2009/08/27) on National Center for Science Education]


この裁判とは別に、John Freshwater教諭の解雇手続きをめぐる裁判がある:
[Freshwater v. Mount Vernon Board of Education et al.]

2009年6月9日に、John Freshwaterは、オハイオ州Mount Vernon City学区教育委員会と数名の個人および組織を告訴した。

学区の8学年の理科教師John Freshwaterは、生徒及び教師の訴訟後、学区教育委員会の調査対象だった。学区教育委員会はJohn Freshwaterが授業で生徒たちに転向を迫り、創造論を教え、進化論に関する必修教材を省略し、生徒たちにテスラコイルを使って焼印をいれたと断定した。十字の焼印を入れられた子供の両親は、John Freshwaterと学区を告訴した。この裁判は進行中である。学区教育委員会は2008年6月20日にJohn Freshwaterの雇用を終了する手続きの開始を議決した。

John Freshwaterは雇用終了の決定に対して裁判を起こした。これについての聴聞会が2008年10月に始まり、現在も進行中である。

John Freshwaterの訴訟で、被告とされた学区教育委員会と2名の学区教育委員会と4名の学区管理者と調査会社とその従業員2名と、学区教育委員会の最大8名の従業員(John Freshwater自身を含む)と代理人その他は、John Freshwaterに対して不利な扱いをしたとされた。訴訟には、宗教差別や中傷や陰謀や雇用契約違反など16項目が含まれる。
こっちはまだ進行中。
posted by Kumicit at 2009/08/28 07:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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