混ざっているレメディ

Washington Homeopathic Productsというホメオパシーレメディを製造する小さな会社がある。Timelineページによれば、1873年に設立されたWashington Homeopathic Pharmacyを、1991年にJoe Lillardが買収して、Washington Homeopathic Productsと改称して以降、調子よく成長しているらしい。

企業としては2007年にUS Small Business Administrationから、"WV Small Business Exporter of the Year"に選ばれたり、経営者としてJoe Lillardは2009年にUS Small Business Administrationの2009 Business Person of the Year for West Virginiaに選ばれたりしている。

で、ちょっと前まで、このWashington Homeopathic Productsのサイトには工場の静止画が載っていた。外見はこんなかんじ：

そして、水タイプのレメディを充填するマシンがこれ：


充填部分を拡大すると：

明らかに、レメディが通過してきたビニールパイプには水滴が...

これではどう見ても、前に充填されたレメディと混ざってしまう。所詮、水なレメディはただの水なので、どうでもいいと言えばそれまでだが...

Comments

こんにちは。

こちらは日本のホメジャのレメディー工場の動画です（と言っても半分以上由井氏が喋ってますが）
http://www.homoeopathic-institute.co.jp/movie/factory_remedy.html
ここで年間800種類150万本作っているのだそうです……もの凄い家内手工業なんですけど。

Posted by うさぎ林檎 at 2009/12/02 17:38

150万本/250日≒6000本/日≒1本/5秒で、動画ではラベル貼り要員6名だったので、1本/30秒/人ですね。だいたい1枚10秒以下だったので、ラベル補充や容器運びなどを入れても1日8時間ですね。水道水or地下水の容器への充填とキャップ締めは、Washington Homeopathy Productと同様のマシンがないと無理そうですが、大した広さは要らないでしょう。

Posted by Kumicit at 2009/12/03 07:51

>水道水or地下水の容器への充填
動画ですと、人がスポイト、注射器（らしきもの）で一本ずつ詰めてます。
私は夜中に小人さん達が働いているに違いないと睨んでいます。

Posted by うさぎ林檎 at 2009/12/03 11:43

希釈過程とフラワーエッセンスの充填は見せてますが、レメディ充填シーンは見せてないですね。充填済み容器を買ってるのかな。

Posted by Kumicit at 2009/12/03 22:43

手作業でラベルを貼っているシーンがありますから、詰め替える（何から？）ぐらいはしているんじゃないでしょうか。
でもこれタイトルは一応「レメディーができるまで」なんですが、レメディー作成過程について見せてるのは”手で”希釈振盪しているところと、”手で”ラベル貼ってるところだけなんですよね。

Posted by うさぎ林檎 at 2009/12/04 15:04

このWashington Homeopathic ProductsはOEMもやってます。OEM条件は応相談なので、無ラベルで充填済みレメディをバルクで買うこともできるかも。

http://homeopathyworks.com/home/private_label_howto.html
Private labeling means you want a product with your name or your company's name on it instead of ours

Posted by Kumicit at 2009/12/05 15:09

なるほど！ポン（膝を打つ音）。
世の中って上手いこと需要と供給が成立しているんですねぇ。
やっぱりウンパ・ルンパはいないか……残念。

Posted by うさぎ林檎 at 2009/12/06 08:53