- 2005年12月25日 ユタでインテリジェントデザインを推す州上院議員
- 2006年01月25日 ユタ州でID理論を推す州上院議員が一歩前進
- 2006年02月25日 Buttars州上院議員のユタ州の反進化論法案は下院で審議待ち
と見てきたユタ州でインテリジェントデザインを教えられるようにする州法をつくろうとしたChris Buttars州上院議員が敗北した。
ユタ州ソルトレイクの地方紙The Salt Lake Tribuneの2006年2月28日付けの記事「Bill on evolution proves unfit to survive」によれば:
Sen. Chris Buttars' drive to cast doubt on the teaching of evolution ended Monday, when the House gutted his bill and then voted against what little was left.
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House members rejected SB96 46-28 and Buttars said it was "doubtful" he would try a similar proposal again.
進化論を教えることに疑いを投げかけるChris Buttars州上院議員の活動は月曜(2006/2/27)に終わりを告げた。州下院は復活不可能の票差で法案を否決した。
州下院はSB96 46-28を否決した。そしてChris Buttars州上院議員は再び類似した提案をしてみることは「疑わしい」と言った。
ユタ州はモルモンの里であり、共和党のJon Huntsman Jr.知事や、多くの議員たちもモルモン教徒である。そして州上下両院とも共和党が優勢。しかし、知事も共和党の上下両院の指導者たちも、インテリジェントデザインを教えることを可能とする州法をつくることには否定的。
州上院を通過したものの、州下院では大差で否決された。提案者であるChris Buttars州上院議員も、さらなる挑戦を断念したもよう。