2010/05/18

ハガル・ビルハ・ジルパ

Surrogacy(代理母)はもともとは、こんなのを指す言葉...
創世記 16章 1-4節

アブラムの妻サライには、子供が生まれなかった。彼女には、ハガルというエジプト人の女奴隷がいた。
サライはアブラムに言った。「主はわたしに子供を授けてくださいません。どうぞ、わたしの女奴隷のところに入ってください。わたしは彼女によって、子供を与えられるかもしれません。」アブラムは、サライの願いを聞き入れた。
アブラムの妻サライは、エジプト人の女奴隷ハガルを連れて来て、夫アブラムの側女とした。アブラムがカナン地方に住んでから、十年後のことであった。
アブラムはハガルのところに入り、彼女は身ごもった。

18578-sarah-presenting-hagar-to-abraham-adriaen-van-der-werff.jpg
[Adrian van der Werft: "Sarah presenting Hagar to abraham"]

Lagrenee _Sarah_Presenting_Hagar_to_Abraham.jpg
[lagrenee Sarah Presenting Hagar to Abraham]

Matthias Stomer-Sarah Leading Hagar to Abraham.jpg
[Mathias Stomer: Sarah leading Hagar to Abraham]
片方のオッパイが見えるのは代理母の象徴。

その後のハガルについては...

==>インテリジェントデザインとハガル (2008/08/04)

同じようなネタが創世記30章にもある。
創世記 / 30章 1-13節

ラケルは、ヤコブとの間に子供ができないことが分かると、姉をねたむようになり、ヤコブに向かって、「わたしにもぜひ子供を与えてください。与えてくださらなければ、わたしは死にます」と言った。ヤコブは激しく怒って、言った。「わたしが神に代われると言うのか。お前の胎に子供を宿らせないのは神御自身なのだ。」

ラケルは、「わたしの召し使いのビルハがいます。彼女のところに入ってください。彼女が子供を産み、わたしがその子を膝の上に迎えれば、彼女によってわたしも子供を持つことができます」と言った。ラケルはヤコブに召し使いビルハを側女として与えたので、ヤコブは彼女のところに入った。

やがて、ビルハは身ごもってヤコブとの間に男の子を産んだ。そのときラケルは、「わたしの訴えを神は正しくお裁き(ディン)になり、わたしの願いを聞き入れ男の子を与えてくださった」と言った。そこで、彼女はその子をダンと名付けた。

ラケルの召し使いビルハはまた身ごもって、ヤコブとの間に二人目の男の子を産んだ。そのときラケルは、「姉と死に物狂いの争いをして(ニフタル)、ついに勝った」と言って、その名をナフタリと名付けた。

レアも自分に子供ができなくなったのを知ると、自分の召し使いジルパをヤコブに側女として与えたので、レアの召し使いジルパはヤコブとの間に男の子を産んだ。そのときレアは、「なんと幸運な(ガド)」と言って、その子をガドと名付けた。

レアの召し使いジルパはヤコブとの間に二人目の男の子を産んだ。そのときレアは、「なんと幸せなこと(アシェル)か。娘たちはわたしを幸せ者と言うにちがいない」と言って、その子をアシェルと名付けた。
こっちは、ハガルよりも人気がないのか、目立った絵画はなさげ。

posted by Kumicit at 2010/05/18 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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