2010/05/25

「ワクチンが自閉症の原因」という医師に対して、英国は医療活動を禁じた

The Associated Pressの2010年5月24日付の報道によれば、「ワクチンが自閉症の原因」と主張していたDr. Andrew Wakefieldに対して、研究遂行に当たって非倫理的行動があったことにより、英国での医療活動を禁じられることになった。
LONDON – A gastroenterologist who persuaded millions of parents worldwide that a common vaccine could cause autism was barred from practicing medicine in his native Britain on Monday after the country's top medical group found he conducted his research unethically.

Dr. Andrew Wakefield was the first researcher to publish a peer-reviewed study suggesting a connection between autism and the vaccine for measles, mumps and rubella. That prompted legions of parents to abandon the vaccine in moves that epidemiologists feared could lead to outbreaks of the potentially deadly diseases.

Vaccination rates in Britain and other rich countries have not fully recovered since Wakefield and his colleagues' research was published in 1998 and there are measles outbreaks across Europe every year. The disease is also on the rise in the U.S.

His study in the medical journal Lancet was widely discredited, however, after Britain's medical regulator found it did not meet ethical standards; other studies found no link; and a British journalist revealed Wakefield had been paid by lawyers of parents who suspected their children were harmed by the vaccine.

一般的なワクチンが自閉症を起こす可能性があると世界中の親たちを納得させた消化器専門医が、研究を非倫理的に行ったことが母国英国の医療トップグループにより明らかにされ、月曜日に英国で医療行為を禁止された。

Dr. Andrew Wakefieldは自閉症とおたふく風邪・風疹・麻疹(MMR)ワクチンと自閉症の関連について、最初の査読論文を出した研究者である。これにより多くの親たちがワクチンを拒否した。その動きは、疫学者たちが恐れるような、致命的な病気の発生につながる危険性を持っている。

英国や豊かな国々でのワクチン接種率は、1998年にWakefieldたちが論文発表して以降、回復しきっていない。そして、毎年、欧州では麻疹の流行が起きている。麻疹の流行は米国でも起きている。

しかし、英国の医療規制当局により当該研究が倫理基準を満たしていないことが明らかになり、他の研究により関連性が否定され、英国のジャーナリストによりWakefieldが、ワクチンによって子どもが自閉症になったと疑っている親たちの弁護士から資金提供を受けていたことが明らかにされて、Lancetに掲載されたWakefieldの研究は広く疑いをもたれた。

[Britain bans doctor who linked autism to vaccine (2010/05/24) by The Associated Press]
一方、既に英国での活動を停止していたDr. Andrew Wakefieldだが...
Wakefield, 53, moved to the U.S. in 2004 and set up an autism center in Texas, where he gained a wide following despite not being licenced as a doctor there, and faced similar skepticism from the medical community. He quit earlier this year.

Wakefield(53歳)は2004年に米国に移って、テキサス州に自閉症センターを開設した。米国での医師免許を持っていなかったが彼は多くの支持を得た。そして、医学界から英国と同様に批判を受けた。彼は今年、センターを閉鎖した。
英国での医療活動ができなくなり、米国でも資格がないDr. Wakefieldは、このまま終わってくれればいいが、おそらく、またどこかで活動を続けるかもしれない。



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posted by Kumicit at 2010/05/25 01:30 | Comment(0) | TrackBack(2) | Quackery | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: あえてAndrew Wakefield氏を「元凶」と書かせてもらいました。水銀説も含め自閉症のワクチン原因説はこの人から始まったからです。公衆衛生上の影響も小さくありませんでしたし、自閉症児を無益で..
Weblog: ベムのメモ帳
Tracked: 2010-05-25 22:41

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Tracked: 2010-05-26 20:15
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