2006/03/22

英国の学校で創造論を教える財団

英国のThe Emmanuel Schools Foundationは、英国北部の3つの学校を影響下におさめて、授業で創造論を教えている。


英国の新聞Brimingham Postの2006年3月20日付の記事「...And on the eighth day Blair created academies 」の記事に:
What it was that brought the book to my mind was the revelation that in Middlesbrough there are three new "academy" schools, paid for and run by car dealer Peter Vardy, who is an avowed Christian fundamentalist and believer in the same myths Gosse's father adhered to a hundred years ago.

The headmaster he has appointed to run his schools also holds the same views and the creationist theory is taught as fact in all three schools. It is even claimed that teachers in the schools are appointed for their adherence to the religious dogma rather than for their skills as teacher.

...

Should we be alarmed that Tony Blair, himself blinded by ideas of the benefits of religion, should allow groups to set up "faith" schools, naively failing to understand just how much scope that gives to religious zealots to get at children in their formative years and brainwash them into all manner of ideas about the world and other people?

私がこの本(オムファロスの著者Philip Gosseの息子Edmund Gosseの"Father an son")で思い起こすのは、キリスト教根本主義者で百年前のGosseの父親が信じていたのと同じ神話を信じる自動車ディーラーPeter Vardyが出資運営するMiddlesbroughの3つの新しいアカデミー学校で、創造論を教えていることが発覚したことだ。

彼が学校の運営を任させた人物も同じ考えを持ち、3つの学校で創造論が事実として教えられるべきだと考えている。さらには教師も、教師としてのスキルよりも宗教信条を優先して採用すべきだとさえ主張している。
...

Tony Blairは宗教の有効性という考えに惑わされ、宗教学校の設立を許し、宗教の狂信者たちが成長期の子供たちに世界と他の人々に対する考え方を洗脳していくことがどれだけのことかわかっていないということに、我々は驚嘆する他ない。
というのがあった。これはThe Emmanuel Schools Foundationが影響下にある3つの学校で創造論を教えていることが発覚した事件に関しての記事である。

米国の創造論の動きを対岸の火事と見ていた英国だったが、事態は深刻化しつつあるようだ。

The Emmanuel Schools Foundationとは

[EvoWiki:Org]Emmanuel Schools Foundationによれば:
現"The Emmanuel Schools Foundation", 旧称the Vardy Foundationは、キリスト教根本主義者の大富豪Sir Peter Vardyが運営する英国の慈善団体である。この慈善団体は英国北部の3つの学校に論争のある資金提供をしていることで有名である: GatesheadにあるEmmanuel Collegeと、MiddlesboroughにあるKing's Academyと、Doncaster近くのThorneにあるTrinity Academyである。さらに幾つかの学校の建設もしくは転換が計画されている。

Contents
1 財団と学校はどのように運営されているか
2 創造論
3 See also
4 External Links
4.1 Discussions
4.2 News articles

財団と学校はどのように運営されているか

学校は英国の部分的政府出資の独立運営中学校の2つのカテゴリに入っており、学校の費用200万ポンド(新設校舎の費用2000万ポンドと毎年の運営費500万ポンドを要する)を負担したthe Vardy Foundationは、学校が教える内容とスタッフの雇用に大きな影響を及ぼしている。

財団は、保護者と先生たちが抗議しているDoncanster近くのConisbroughを含む幾つかの学校の開校を計画している。既存校であるNorthcliffe Schoolでの反則プレイが示唆されている。同校は2003年には試験で平均以上の成績を実現したが、政府は失敗校と判断し、現在は財団への売却を計画している[1][2]。2004年10月には、当該地区の公立学校を運営している政府機関地域教育当局は、抗議行動によりthe Emmanuel Foundationへの売却を断念した[3]

創造論

Vardyの影響下で、両校は、生物学の授業に創造論を導入した。創造論の導入は学校と財団の主たる目的である。2005年にVardyは学校では創造論を教えていないと主張[4]し、それは過去にも教えてないことを示唆しているが、2003年のインタビューでは、学校は創造論を教えていると明確にしいている。Vardyがどちらのインタビューで間違えたのか、学校が2003年に方針を変えたのか、Vardyが時により"創造論"の定義を変えているかは定かではない。The Emmanuel Schools FoundationのWebサイトでは創造論を宗教の授業で教えていると主張しているが、理科の授業で教えているかどうかについては慎重に避けている[5]

レッスンで特殊創造説を導入しました。特殊創造説の輸入は、学校と根拠の主な目的のうちの1つです。2005年に、Vardyは学校が特殊創造説[4]を教えなくて、2003年のインタビューにおいて彼が学校が特殊創造説を教えることを明らかにしたけれども、彼らが決してそうしなかったことを意味したと主張しました。Vardyがインタビューのうちの1つにおけるミスをしたかどうかは、学校が2003年以降彼らの方針を変えたかどうかは、あるいは、「特殊創造説」のVardyの定義が時間とともに変わったかどうか、不明です。エマニュエル学校ウェブサイトは、Creationismが宗教教育クラスで教えられるが、それが科学の授業[5]で教えられるかどうかに関係なく、慎重に否定することまたは確かめることを避けると述べます。



2002年にEmmanuel Collegeが創造論を教えていることが明らかになったというニュースが報じられたとき、Tony Blair首相とEstelle Morris (当時のeducation secretary)は、学校が高い試験成績をおさめていたので、学校の教育内容について見過ごすことにした。英国の学校では、国家試験の準備のために生徒たちに国家カリキュラムを教えることが義務付けられている。しかし、厳に禁止されていない限り、(公立学校を運営する)地方の教育機関や私立学校の運営者は追加の教材を教えてもよいことになっている。米国が政教分離原則で公立学校が組織宗教を教えることを禁じているの対して、英国では少数の話題は法的に禁じられているが、創造論はそれには含まれず、禁止カテゴリにも入っていない。

Emmanuel CollegeのJohn Burn前校長とNigel McQuoid元校長は"Christianity and the School Curriculum"で次のように書いた:
There are those who argue that Science and Christianity can be harmoniously reconciled and that no significant tension remains. We cannot subscribe to this view. It seems to us that attempts to reconcile evolutionary theory with the Biblical account of creation strain and distort scripture and that they introduce a symbolic reading of Genesis which cannot logically deny the symbolic reading of the Virgin Birth, physical Resurrection of Christ or the Second Coming.[6]

科学とキリスト教が調和して和解できて、重大な緊張関係は残らないと論じる者たちがいる。我々はこのような見解には同意できない。それは、進化論と聖書の創造の記述を調和させようという試み、聖書を歪ませ、処女懐胎やキリストの復活と再降臨についての象徴的な解釈を論理的に否定できない創世記の象徴的な読み方を導入するものだ。[6]

さらに、King's Collegeは「悪魔の低い声」を怖れて、ハリーポッターを学校図書館から締め出したことが明らかとなった[7]


See also

External Links
Discussions
News article

  • Search the Education section of The Guardian for "", "Emmanuel Foundation"
  • Answers in Genesis hyping the Vardy Foundation's projects
  • "Creationism in the UK" FAQ, in The Guardian [10]
  • Robin McKie, "Bishop warns Blair over danger of creationism" in The Guardian 2002/04/27. [11]
  • Tania Branigan, "Dawkins attacks 'educational debauchery' of creationist schools" in The Guardian, 2003/04/29. [12]
  • Francis Elliott, "Blair adviser sent to settle school creationism row" in The Daily Telegraph, 2002/03/31. [13]
  • British Humanist Association, 2003. "State-funded 'Academies' - are they democratic?" [14]
  • BBC News, 2004, "Protest over new academy". [15]
  • Independent, October 2004, "'Creationist' school blocked over fears of indoctrination"[16]
  • John Harris, 2005, "What a Creation" in The Guardian [17]
  • Joe Dunckley, 2005, "Government attempts suspicious sale of school to creationist": summary of Northcliffe School episode (weblog) [18]




なお、本件はBlack Shadow Group FURLが運営する"Beware the Black Shadow of Creationism"を掲げる反創造論サイトCreationism.Co.UK学校関連が追いかけている。なお、このサイトの旧称はBlack Shadowである。


posted by Kumicit at 2006/03/22 00:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あはは、わたしも以前ネタにしましたよそのサイト(笑)
http://kurokage.seesaa.net/article/10580360.html

似たような人がいるもんだとびっくりしました。
Posted by 黒影 at 2006/03/22 06:39
インテリジェントデザイン進化論
http://www.creationism.co.uk/html/intelligent_design.html
のノリも黒影さんと同じなのがまたおどろきです。
Posted by Kumict 管理者コメント at 2006/03/22 22:38
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