2010/09/01

ホメオパシーは最初から波動(オカルト)だよね

ホメオパスCharlene Wernerが「病気はエネルギー状態の変化」だとか言っていたが...

==>Dr. Wernerのホメオパシー理論 (2010/07/26)

もともと、Samuel Hahnemannのときから、そんなものだった:
[Samuel Hahnemann: "Organon" § 12 Sixth Edition]

It is the morbidly affected vital energy alone that produces disease, so that the morbid phenomena perceptible to our senses express at the same time all the internal change, that is to say, the whole morbid derangement of the internal dynamis; in a word, they reveal the whole disease; consequently, also, the disappearance under treatment of all the morbid phenomena and of all the morbid alterations that differ from the healthy vital operations, certainly affects and necessarily implies the restoration of the integrity of the vital force and, therefore, the recovered health of the whole organism.

病気に影響されたバイタルエネルギーだけが病気を起こすのであり、我々の感覚で認識できる病気現象は同時に内的変化を示している。すなわち、内部ダイナミクスの病的変調である。言い換えれば、それらは、病気というものの全容を明らかにしている。したがって、病気の現象の治療のもとでの、健康的バイタル動作から乖離した病気状態の消滅は、バイタルフォースの整合性の回復、すなわち、全身の健康回復を意味している。
まだ、Samuel Hahnemannの時代は、まだ生気論が健在だったので、特に奇異な話ではないかもしれない。ただ、同じ話を200年後にすれば、ただのオカルト。
タグ:Quackery
posted by Kumicit at 2010/09/01 08:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | Quackery | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
オルガノン第六版の288節と289節を読むとメスメリズムも信じていました、そういう時代です。ハーネマンの熱意は買いますが、今となってはオカルトなのは仕方がないです。
彼は慢性病の原因は疥癬、淋病、梅毒の3つだけだと考えていて、自然治癒する急性の病気は外見上何とかなっても、これらは当然治らないので「慢性病論」を書いたワケですし。
Posted by うさぎ林檎 at 2010/09/01 10:04
メスメリズム(mesmerism)は18世紀のquackeryなのですね。
http://www.skepdic.com/mesmer.html
Hahnemannがホメオパシーを作った頃に、既にオカルトな香りが漂っていたようですが、それでも引き寄せられたとするとHahnemannはオカルト耐性が弱そうですね。
Posted by Kumicit 管理者コメント at 2010/09/04 20:47
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