2010/09/13

「ただの水や砂糖玉」ではないホメオパシーレメディ

通常は「ただの水、ただの砂糖玉」なはずのホメオパシーレメディだが、実際にはそうではないものがある。由緒正しいホメオパシーから、法規制回避製品まで、さまざまなホメオパシーレメディに、"有効成分"が含まれている。
  • 由緒正しく希釈されたホメオパシーレメディ。ただし、希釈にアルコールを使っていて、10%以上のアルコールを含んでいる場合。
    Another difference involves alcohol. Conventional drugs for adults can contain no more than 10 percent alcohol, and the amount is even less for children's medications. But some homeopathic products contain much higher amounts because the agency has temporarily exempted these products from the alcohol limit rules.

    "Alcohol is an integral part of many homeopathic products," says Miracco*. For this reason, the agency has decided to delay its decision concerning alcohol in homeopathic products while it reviews the necessity of high levels of alcohol.

    * Edward Miracco, a consumer safety officer with FDA's Center for Drug Evaluation and Research.

    もうひとつの違いはアルコールである。成人向け通常薬品は10%以上のアルコールを含んではいけない。子ども用ではさらに少ない。しかし、ホメオパシー製品のなかには、これよりもずっと多くのアルコールを含んでいるものがある。これは、ホメオパシー製品がアルコール含有量上限を適用されていないからだ。

    「アルコールは多くのホメオパシー製品の重要な部分を占めている。」とFDAの医薬評価研究センターの消費者安全担当官のEdward Miraccoは言う。この理由により、FDAはホメオパシー製品のアルコール問題についての決定を先送りして、高濃度のアルコールの必要性を検討している。

    [Isadora Stehlin (FDA Public Affairs Officer): "Homeopathy: Real Medicine or Empty Promises?"]


  • レメディの原液マザーティンクチャーの服用。原液といっても、1/50000とか1/10000に希釈されているらしい。でもって、インド方面では実際にマザーティンクチャーを処方することがあるらしい。
    If you prescribe mother tincture of homoeopathy to any patient and of any age, MT will never harm. These are totally safe and there is no aggravation at all of any kind.
    どんな年齢の、どんな患者にホメオパシーのマザーティンクチャーを処方しても問題ない。これらはまったく安全であり、副作用はない。

    [comment by prakruti]

    some of the mother tinctures when taken in excessive quantity and repeated frequently may start proving.
    マザーティンクチャーには、量を取り過ぎたり、繰り返し頻繁に服用するとプルービングを起こすものがある

    Any medicine, including in potencies,taken execssively lead to problems.
    どんな薬品も、希釈したものであっても、取り過ぎれば問題を起こす。

    I have used "mother" tinctures of Arborivital preperations. In this case the PROPER dose is a SINGLE drop.
    アルボリバイタルの準備にマザーティンクチャーを使っていた。この場合、適切な服用量は一滴だ。

    [mother tinctures dangerous]


  • 有効性や安全性を示すことを義務付ける法規制を回避した薬品。有名な例が嗅覚喪失という被害を出した、グルコン酸亜鉛2X希釈なZiccam
    Their “consumer services” department replied: 顧客サービス部門は次のように回答してきた:
    The foundation of homeopathy is the Law of Similars. The theory is basically like cures like...a compound that produces a particular symptom (similar to that produced by the illness)in a healthy person should also facilitate the body's healing processes.

    ホメオパシーの基本は類似の法則である。理論は基本的には同種療法であり、病気によって起きる症状と良く似た症状を健常者に起こす成分が、治療効果を持つはずだというものである。

    Zincum Gluconicum was approved by the Homoepathic Pharmacopoeia Convention and became a monographed item included in the HPUS in May 1997. Zincum Gluconicum was proven to produce "cold-like" symptoms in healthy individuals.

    "Zincum Gluconicum"はホメオパシー薬剤連盟によって認可され、1997年5月版のHPUSに掲載されている。"Zincum Gluconicum"は"風邪のような"症状を健常者に起こすことが証明されている。

    [If it has any ingredient in it, is it homeopathic? (2005/06/01)]


  • 有効性や安全性を示すことを義務付ける法規制を回避したハーブレメディやミネラルレメディ

  • 製造工程でのガラス片や細菌の混入。これはWashington Homeopathic Productsが2回やらかしている。
    ==>普通の食品程度には問題が起きるホメオパシーレメディ (2010/08/10)

  • その他、よくわからなけどホメオパシー
    ==>インドで起きたホメオパシー製品による死亡事故 (2010/08/11)
これらのうち、アルコール入りレメディやマザーティンクチャーやZiccamやハーブレメディなどはネット通販でも買える。ガラス片や細菌の混入していたレメディも、通販ルートでも販売されていた。

なので、ホメオパシーかつ簡単に手に入る製品であっても、「ただの水」や「ただの砂糖玉」ではない可能性がある。ホメオパシーレメディを「効かないけど、安全なもの」と思うのは間違い。
タグ:Quackery
posted by Kumicit at 2010/09/13 22:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | Quackery | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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