2010/09/23

ホメオパシーは反証不可能だったよね

レメディの効果は、「類似の法則」が正しいことを前提とする"Proving"という方法で決定される。すなわち、「レメディはたくさん服用したときに現れる症状に、そのレメディは効くはずだ」という前提で、「レメディを長期にわたって服用する」というのが"Proving"である。つまり、レメディ"開発"時点では、治療効果は全く検証されることがない。

==>なにも証明しないProving(2010/09/05)


そして、実際の治療において、レメディが効果がない場合は、「レメディの選択が間違っていた」と主張され、効果がないレメディとして棄却されることもない。

  • 比較的短時間で自然に治癒する病気に対しては、「レメディが効いた」
  • 治癒に時間がかかる病気に対しては、レメディ選択ミスを繰り返しているうちに時間が経過して、「正しいレメディを選択したら効いた」
  • それでも回復しないときは、普通の人は通常医療を使うので、「レメディが効かなかった」という事例にはならない
  • 最期までホメオパシーを使ったとしても、数千もあるレメディをすべて試したわけではないので、「レメディが効かないとは言えない」


このため、ホメオパシーは反証不可能な主張となっている。
posted by Kumicit at 2010/09/23 08:47 | Comment(0) | TrackBack(1) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

ホメオパシーは有効? 「副作用もないが治療効果もない」VS「科学的に有効性が証明」
Excerpt: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100926-00000536-san-soci 拡大写真ホメオパシー療法で使われる「レメディー」(中鉢久美子撮影)(写真:..
Weblog: 軽量タシロ報
Tracked: 2010-09-27 01:05