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これより1年前に、ホメオパス協会(the Society of Homeopaths)がQuackometerを恫喝した例があった。Ben Goldacreによれば...
[Ben Goldacre: "Threats - the homeopathic panacea" (2007/10/20) on The Guardian/BadScience]
広範な文化的かつ知的な問題を説明するために、面白いが些細なニュースを使える、エキゾチックなパラレルワールドにるとしよう。Dr. Andy LewisはQuackometerというウェブサイトを運営している。彼はホメオパス協会[the Society of Homeopaths](欧州最大のホメオパス職業団体)を明確に批判した。彼の意見では、ホメオパス協会は自らの"治療実施コード"[Code of practice](病名を挙げて治療できると意味することを言ってはならない)を強制していない。"治療実施コード"は隠蔽物にすぎず、実際には協会員による危険な主張を非難していない。
Dr. Andy Lewisが選んだ例は、Newsnightのマラリアの件だった。これは覆面調査員が数名のホメオパスを訪ねてたところ、医療医オプションを中傷し、蚊に刺されないようにするといった基本的な"統合的"助言を行わないニセ医者から、この致命的な病気予防にホメオパシー錠剤を与えられたというものである。私は、Dr. Andy Lewisに同意する。彼らは傲慢かつ危険である。
ホメオパス協会はこの件に批判を行ったか? この件を反映したか? 異議を唱え、反論したか? ノーだ。ホメオパス協会は脅迫な法的手紙を送った。この手紙に、Dr. Andy Lewisのブログエントリのどこが悪いか書かれていたか?ノーだ。その手紙は彼には送られなかった。その手紙はウェブサイトをホストしている会社Netceteraに送られ、Dr. Andy Lewisのページを削除するように求めた。Dr. Andy Lweisは、彼のページの何が問題であるかを、非常に丁寧にホメオパス協会に質問した。しかし、答えはなかった。
その代わりに弁護士は、ホスティング会社にさらなる怒りの手紙を送った。それには、法定期責任があり、ページは削除されなければならないとあった。団体の陰謀が一個人を黙らせようとした。もっとも、今では、当該部分は、にやにや笑いのブロガー集団によって百以上もコピーされている。
沈黙と抑圧というホメオパス協会のアプローチは、他の医療学術団体とどう違っているのか? 今週、私は、医学治療について文献の独立レビューを行う国際学術団体である、コクランコラボレーション(Cochrane Collaboration)が出している賞の判定委員会に招かれた。この賞( a thousand quid)はコクランコラボレーションへの批判の最高のものに対して出される。
これは特殊な例だろうか? British Medical Journal(BMJ)は英国で最も重要な医学学術誌であり、確実にもっとも広く読まれている学術誌である。BMJは最近、これまでの収録論文から、3本の最も人気の研究論文をアナウンスした。評価担当者のひとりによれば、これは読者による利用、他の学術論文での引用などを基準として選定された。これら3本はいずれも、最も中心的なテーマとして薬品・製薬会社・医療活動に批判的なものだった。
第1位となった論文は、ロフェコキシブ系鎮痛剤(Vioxx)やジクロフェナクやイブプロフェンを服用していると、心臓発作のリスクが高くなることを示したケースコントロール研究である。Vioxxはもちろん、大きなスキャンダルとなった。
第2位は、SSRI抗鬱剤が自殺のリスクを増加する証拠はないことを示した製薬会社のデータの大規模なメタアナリシスで、意図的自傷のリスクを増大させる弱い証拠を見出したものである。このリスクについては継続的に見ていく必要がある。第3位は、自殺未遂とSSRIの関連性を示した系統的レビューであり、臨床試験における自殺の報告における不適切な記述を非常に批判的に取り上げたものである。
これはアイデアが発展する方法である。これに対して、代替医療学術誌4つに掲載された全研究を調査したところ、たった1%がネガティブな結果だった。
もちろん、名誉棄損法には役割がある。あなたが男娼とセックスしたと言われて、自分がしていなければ、もちろん名誉棄損だ。収賄したと言われて、自分が受け取ってなければ、それは名誉棄損だ。しかし、誰かがあなたの考えを批判したら。特に過てるホメオパスから一般人を守る役割を持つ団体が、その運営について批判されたら。その過てるホメオパスは、少なくとも、ときには、おそらく、ちょっとやっかいな裁判を起こせる場合には。そのような場合には、批判を無視し抑圧するのではなく、その批判に取り込む責務がある。
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