でも、キリスト教の神のイメージはおそらく、ミケランジェロによる「白髪で下着みたいな服を着た」これが広く知られていると思われる。
インテリジェントデザインの本山たるDiscovery Instituteのロゴも最初はこれだった(インテリジェントデザインは宗教ではないという建前を思い出しのたのか、現在は使われていない)。
Michelangelo: The Creation of Adam (1508-1512)
ただし、下着っぽい服装は多くはないようだ[ie Old Testament Figures in Art]。たとえばこれとか:
で、ハゲな神をさがしてみたが、見つかったのはこれだけ:
Jacopo Tintoretto: The Creation of Animals (1550)
神と言うよりは、ハゲの老聖職者という印象を受ける神である。絵画発注者がモデルだったのかもしれない。
Paolo Caliari (1528-1588): The Creation of Eve
キリスト教は宗派によらず、特に教義として神が白髪かハゲかを定めているわけではないので、答えはない。だが、ハゲの神が描かれることはほとんどないことから、たぶん神は白髪の老人だと思われる。
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「白髪の老人 神」で検索するとキリスト教以外でもヒットするんですよね……
叡智と威厳と歳月を感じさせる姿として
(神にふさわしいイメージとして想起され)
地域や文化を超えて好まれる、ということなのでしょうか。