2011/03/27

マグニチュード速報値ベースの回数推移(東北東日本のみ) 2011/03/26まで

気象庁の(地震情報(各地の震度に関する情報))の速報値ベースで、マグニチュード1ごとにカウントしてみた。関連の有無が判断できないため東北・関東をカウントし、新潟・長野方面や新島・神津島近海・天草灘などを除外した。また、最初の地震を速報値から修正値(M=9)に修正、3/15の静岡の地震を修正値(M=6.4)に修正。

経過時間が長くなってきたので日ごとの回数をプロット。また掲載分についてエネルギーとして集計したものもプロット。ただし、地震情報(各地の震度に関する情報)は全地震を収録しているわけではない(マグニチュードは大きくても震度0だったら載らない)ので、あくまでも目安。
HistD-0326.png
回数は増加したが、エネルギーは減少。

6時間おきのグラフも描いてみた。
Hist6-0326.png
ちょうどいい感じに地震活動の変化が見える。2011年3月22日昼過ぎから23日昼前まで活発な活動が続いたが、その後は地震回数が減少。そして再び増加。ある程度、多い時期と少ない時期が変動しつつ、次第に終息に向かっているように見える。ただし、M7クラスの余震の可能性は残っている。


なお「3月11日〜16日に地震情報を発表した地震の震源及び震度」をマージしている。



つづいて茨城県の放射線測定(10分おき)も。観測地点は北茨城市と高萩市。大子町は物量が少ないのと、他2地点と連動していることから、観測を停止していたが、復活。北茨城と高萩の値はゆっくり減少中。おそらく崩壊と拡散が進んでいると見られる。
HistR-0325.png

福島についてもプロットしてみた(単位:μSV/h)。放射線強度の強い飯館村を追加した。ここは観測機器の変更が2回あり、値のジャンプが2回ある。
HistF-0325.png
1地点だけに短時間のピークが8回見られる。これは散発的に放射性物質が放出されていて、たまたま風に乗って、それが通過した時に、観測値が増大していると考えられる。

風が陸側に向かって吹いているときに起きた大規模な放出は3月15日の1回だけだと思われる(福島市および飯館村の増加)。その後、大きな増加は見られない。

郡山の観測点移動に伴い、郡山が福島市に近い値になっている。

posted by Kumicit at 2011/03/27 01:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | Earthquake | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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