日ごとの回数をプロット。また掲載分についてエネルギーとして集計したものもプロット。ただし、地震情報（各地の震度に関する情報）は全地震を収録しているわけではない（マグニチュードは大きくても震度0だったら載らない。また、3月20日以降は気象庁が余震とみなした地震のうち、次第震度2以下は省略されている。）ので、あくまでも目安。
ある程度、多い時期と少ない時期が変動しつつ、次第に終息に向かっているように見えていた。しかし、2011年4月7日23:32頃に宮城県沖でM7.4（修正後7.1）の地震が起きた。修正後の値では...
2011/04/09 11:45 M7.3 宮城県はるか東方沖
2011/03/11 14:46 M9.0 宮城県はるか東方沖
2011/03/11 15:09 M7.4 岩手県東方沖
2011/03/11 15:16 M7.7 茨城県はるか東方沖
2011/03/11 15:26 M7.5 本州北部はるか東方沖
に続く、余震としては第4位のエネルギーである。
つづいて、福島の放射線測定値（単位:μSV/h)の時系列に飯館村を追加。ここは観測機器の変更が２回あり、値のジャンプが2回ある。
1地点だけに短時間のピークが8回見られる。これは散発的に放射性物質が放出されていて、たまたま風に乗って、それが通過した時に、観測値が増大していると考えられる。
風が陸側に向かって吹いているときに起きた大規模な放出は3月15日の1回だけだと思われる（福島市および飯館村の増加）。その後、大きな増加は見られない。郡山の観測点移動に伴い、郡山が福島市に近い値になっている。
あと、東北電力の3/11および4/7の地震による停電からの復旧推移も見てみた。
3/11は被害も大きく、おおよその復旧に1週間程度かかっている。4/7の地震では2日間でおおよそ終結している。
なお、3/11停電分(4/6/ 16:00時点 162481戸)のうち、87,919戸は公共インフラ・家屋喪失、53,203戸は立入禁止区域、14,891戸は復旧済みだが不在のため送電留保、復旧作業中が6,468戸。
最近は特に、地震をエネルギーの量として集計したグラフを、興味深く見させていただいています。
全体としてはエネルギーの量が目に見えて分かりやすく下がってゆく傾向にあったので、4/7に発生した大きな余震には驚きました。
願わくば、今後はなるべく何も起こらない方向に向ってほしいものです。