2011/04/22

放射線強度&東日本大震災関連地震 (2011/04/21まで)

気象庁の(地震情報(各地の震度に関する情報))の速報値ベースで、マグニチュード1ごとにカウント。関連の有無が判断できないため東北・関東をカウントし、新潟・長野方面や新島・神津島近海・天草灘などを除外した。


日ごとの回数をプロット。また掲載分についてエネルギーとして集計したものもプロット。今回からプロット開始を3月9日に変更。ただし、地震情報(各地の震度に関する情報)は全地震を収録しているわけではない(マグニチュードは大きくても震度0だったら載らない)。また、3月20日から4月11日9:00までは、気象庁が余震とみなした地震のうち、最大震度2以下は省略されている。そして、再び、4月13日には最大震度2以下が省略されている。

そこで、連続性を考えて、震度2以下の地震を一律削除してプロットしてみた。

掲載地震をそのまま載せると、次のようになる。

4月11日の福島県浜通りの地震がおさまってきたが、4月19日には秋田県内陸部で小さな地震が連続発生。そして、4月21日には宮城県沖(M5.3)および千葉県東方沖(M6)で地震。

それから6時間おきも。

宮城県沖〜千葉県東方沖と違って、最大震度1でもデータが掲載される秋田県内陸部の小さな地震が目立ってきている。


震源も期間別にプロットしてみた。なお、気象庁が東日本大震災関連と判断する地震については、最大震度2以下が削除されたり、復活したりで連続性がなく、沖合の地震は少な目に見えている。(最大震度が2や1でも、沖合の遠い地震ならマグニチュードは大きいかもしれないが、それらは一覧表に掲載されていない)




茨城県南部から栃木県南部にかけての領域が次第に活発になっているように見える。一方、福島県浜通りは沈静化方向に見える。千葉県東方沖は再び活発に。



つづいて、福島の放射線測定値(単位:μSV/h)の時系列飯館村を追加。ここは観測機器の変更が2回あり、値のジャンプが2回ある。

1地点だけに短時間のピークが8回見られる。これは散発的に放射性物質が放出されていて、たまたま風に乗って、それが通過した時に、観測値が増大していると考えられる。風が陸側に向かって吹いているときに起きた大規模な放出は3月15日の1回だけだと思われる(福島市および飯館村の増加)。その後、大きな増加は見られない。

なお、2011年4月19日から20日にかけて、飯館村の値が一時的に小さくなっているのは、雪により、堆積していた放射性物質の飛散が抑止されたことによるものと思われる。
posted by Kumicit at 2011/04/22 00:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | Earthquake | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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