日ごとの回数をプロット。また掲載分についてエネルギーとして集計したものもプロット。プロット開始を3月9日から。ただし、地震情報(各地の震度に関する情報)は全地震を収録しているわけではない(マグニチュードは大きくても震度0だったら載らない)。また、3月20日から4月11日9:00までは、気象庁が余震とみなした地震のうち、最大震度2以下は省略されている。そして、再び、4月13日には最大震度2以下が省略されている。
連続性を考えて、震度2以下の地震を一律削除してプロット:
掲載地震をそのまま載せると、次のようになる。
2011/04/11から続いていた福島県浜通りでの地震はおさまってきている。
6時間単位で回数をカウントしてみると、3月11日14:46の地震の余震の流れと、4月11日からの動きは違っている。
普通に大地震と直後の余震のように見える。実際、気象庁は福島県浜通り地震(4/11 M7)を宮城県はるか東方沖地震(3/11 M9)の余震とは見ていない。(最大震度2や1を省略しているときでも、福島県浜通りの地震については最大震度2や1も掲載されている)
震源の期間別プロットは4月22日まで。なお、気象庁が東日本大震災関連と判断する地震については、最大震度2以下が削除されたり、復活したりで連続性がなく、沖合の地震は少な目に見えている。(最大震度が2や1でも、沖合の遠い地震ならマグニチュードは大きいかもしれないが、それらは一覧表に掲載されていない)
つづいて、福島の放射線測定値(単位:μSV/h)の時系列に飯館村を追加。ここは観測機器の変更が2回あり、値のジャンプが2回ある。
1地点だけに短時間のピークが8回見られる。これは散発的に放射性物質が放出されていて、たまたま風に乗って、それが通過した時に、観測値が増大していると考えられる。
風が陸側に向かって吹いているときに起きた大規模な放出は3月15日の1回だけだと思われる(福島市および飯館村の増加)。その後、大きな増加は見られない。郡山の観測点移動に伴い、郡山が福島市に近い値になっている。それからすると、おそらく、福島市と郡山市およびその中間に位置する二本松市は、ほぼ同じレベルの放射線値で推移していたと思われる。