2011/05/03

放射線強度 (2011/05/02まで)

福島の放射線測定値(単位:μSV/h)の時系列飯館村と葛尾村と川内村を追加。飯館村は観測機器の変更が2回あり、値のジャンプが2回ある。


これから累積被曝量を見てみる。とりあえず、値の小さな会津と南会津は対象外。郡山は観測点移動により時系列の連続性が失われている。葛尾村はデータ不足。飯館村は機器交換と他にも値のジャンプが見られる。ということで、時系列の連続性があるのは、南相馬市(北24km)・福島市(北西63km)・川内村(西南西32km)・いわき市(南南西43km)である。これらはたまたま比較的線量の高いところを4分割した4つの象限に対応している。

これらについて、環境放射線測定結果(μSV/h)と単純累積値(μSV)をプロットした。
Cumu20110502.png

どれだけ放出されたかわからないが、放出イベントは以下の通り:

3月12日(土) 14:30 1F1号機 格納容器ベント開始 放射性物質放出開始
3月12日(土) 15:36 1F1号機 原子炉建屋で水素爆発
3月13日(日) 8:41 1F3号機 格納容器ベント開始 放射性物質放出開始
3月14日(月) 11:01 1F3号機 原子炉建屋で水素爆発
3月14日(月) 20:37 1F2号機 格納容器ベント開始 放射性物質放出開始
3月15日(火) 0:00 1F2号機 格納容器ベント再度開始(小弁) 放射性物質放出開始
3月15日(火) 6:14 1F2号機 原子炉建屋で爆発音

北に位置する南相馬は3月12日と3月15日のイベントの影響を受けている。他は3月15日の放出によるものと思われる。屋内退避区域だった川内村は最も値が小さい。同じく屋内退避区域だった南相馬市も小さめ。

福島市 南相馬 いわき 川内村
日平均値 04/12 1.90 0.63 0.37 0.36 (μSV/h)
04/13 1.92 0.63 0.36 0.34
04/14 1.91 0.63 0.36 0.33
04/15 1.90 0.61 0.36 0.33
04/16 1.89 0.59 0.35 0.34
累積3/11-5/2 4240 1550 873 703 (μSV)
8h屋外16h木造内 2544 930 524 422
24h木造内 1696 620 349 281


飯館村の挙動を見ておくと、福島市とよく似た変化をしていて、おおよそ2.5倍程度の値。
Cumu20110502i.png
福島市はほぼ一時間遅れで飯館村の挙動をなぞっている。
FukushimaIIdate0315.png


計画避難区域および緊急事態避難準備区域である市町村+福島市について、福島市・川内村・いわき市・南相馬市の値からラフに推定(木造屋内16時間+屋外8時間 & 木造屋内24時間)してみると...

  • 福島市象限:福島市・浪江町・葛尾村・川俣町・飯館村
  • 川内村象限:川内村・田村市
  • いわき象限:広野町
  • 南相馬象限:南相馬市

地図を貼るのが面倒なので白紙だけど...
EstRad0502.png
このラフな絵がそれなり正しいとすると、浪江町の旧屋内退避区域の一部では、屋内に留まっていても、累積20mSvを超えている可能性がある。飯館村などは外出禁止じゃないので、浪江に隣接する領域では15mSvを超過している可能性がある。



なお、福島県によるメッシュ観測値については、Oxonさん他によるExcel/CSV化された数値をを使用した。
posted by Kumicit at 2011/05/03 18:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | Earthquake | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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