2011/05/05

旧約聖書の"残虐"な神を擁護するDr.Craig

申命記でイスラエル人にカナン人を滅ぼせと命じる神を擁護するDr, Craig大人気である。

==>Dr, Craig: "Subject: Slaughter of the Canaanites"

Dr. Craigが擁護するのはこれ:
申命記 / 7章 1-2節

あなたが行って所有する土地に、あなたの神、主があなたを導き入れ、多くの民、すなわちあなたにまさる数と力を持つ七つの民、ヘト人、ギルガシ人、アモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人をあなたの前から追い払い、あなたの意のままにあしらわさせ、あなたが彼らを撃つときは、彼らを必ず滅ぼし尽くさねばならない。彼らと協定を結んではならず、彼らを憐れんではならない。

申命記 / 20章 16-18節

あなたの神、主が嗣業として与えられる諸国の民に属する町々で息のある者は、一人も生かしておいてはならない。ヘト人、アモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人は、あなたの神、主が命じられたように必ず滅ぼし尽くさねばならない。それは、彼らがその神々に行ってきた、あらゆるいとうべき行為をあなたたちに教えてそれを行わせ、あなたたちがあなたたちの神、主に罪を犯すことのないためである。



神に命じられて行う殺人は悪ではない



So the problem isn’t that God ended the Canaanites’ lives. The problem is that He commanded the Israeli soldiers to end them. Isn’t that like commanding someone to commit murder? No, it’s not. Rather, since our moral duties are determined by God’s commands, it is commanding someone to do something which, in the absence of a divine command, would have been murder. The act was morally obligatory for the Israeli soldiers in virtue of God’s command, even though, had they undertaken it on their on initiative, it would have been wrong.

On divine command theory, then, God has the right to command an act, which, in the absence of a divine command, would have been sin, but which is now morally obligatory in virtue of that command.


神がカナン人たちを絶滅させたことは問題ではない。問題は神がイスラエルの兵士にカナン人たちの絶滅を命じたことだ。これは誰かに殺人を命じることと同じことだろうか? それはノーだ。むしろ、我々の道徳義務は神の命令によって定められるので、神の命令なしに誰かに命じるなら殺人になるだろう。神の命令に従うのはイスラエルの兵士にとって道徳的義務である。自分たちの意志で実行すれば、悪となることであっても。

神の命令理論では、神の命令がなければ罪となる行為を、神は命じることができる。その命令に従うことは道徳的義務である。
「神が命じれば何でも許される」という主張だ。「神が道徳の制定者である」という主張が正しいなら、当然のことながら「神が命じれば何でも許される」は正しい推論だ。


神には神の定めた掟は神には適用されない



何故なら、神は神自身に命令しないからだとDr Craigは言う。
I think that a good start at this problem is to enunciate our ethical theory that underlies our moral judgements. According to the version of divine command ethics which I’ve defended, our moral duties are constituted by the commands of a holy and loving God. Since God doesn’t issue commands to Himself, He has no moral duties to fulfill. He is certainly not subject to the same moral obligations and prohibitions that we are. For example, I have no right to take an innocent life. For me to do so would be murder. But God has no such prohibition. He can give and take life as He chooses. We all recognize this when we accuse some authority who presumes to take life as “playing God.” Human authorities arrogate to themselves rights which belong only to God. God is under no obligation whatsoever to extend my life for another second. If He wanted to strike me dead right now, that’s His prerogative.

我々の道徳判断の基礎となる道徳理論を正確に述べるところから始めるの良いと思う。私が擁護している神の命令による道徳によれば、我々の道徳義務は聖なる愛する神の命令によって定められている。神は神自身に対して命令しないので、神は満たすべき道徳義務を持たない。神には我々に適用される道徳的義務と禁止事項は適用されない。たとえば、私には無辜の人の生命を奪う権利はない。そのようなことをすれば、それは殺人だろう。しかし、神にはそのような禁則事項はない。神は神自身の絵sン宅によって生命を与え、生命を奪う。我々は声明を奪う権力を「神のように振る舞う」と言って批難する。人間の権力者は傲慢に神にのみ帰せられる権力を自分自身に与える。神は1秒たりとも私の生命を長らえさせる義務を負っていない。神が私をこの瞬間に殺したければ、それは神の特権だ。
十戒に「汝、殺す無かれ」とあっても、神は人を殺して構わないと。そして、旧約聖書で神は人に命じて人を殺させるだけでなく、直接殺戮を行う。

ただし、ここまでだと、「神は慈悲深い」とは言えない。そこでDr. Craigは次の一歩を踏み出す。


殺された子供たちは幸福である



Moreover, if we believe, as I do, that God’s grace is extended to those who die in infancy or as small children, the death of these children was actually their salvation. We are so wedded to an earthly, naturalistic perspective that we forget that those who die are happy to quit this earth for heaven’s incomparable joy. Therefore, God does these children no wrong in taking their lives.

So whom does God wrong in commanding the destruction of the Canaanites? Not the Canaanite adults, for they were corrupt and deserving of judgement. Not the children, for they inherit eternal life.

神の慈悲は乳児や小さな子供の死にも適用されると考えている。これらの子供たちの死は救いなのだと。我々は地上の自然主義的見方にとらわれすぎていて、死せるものが幸福に地上での生を終えて、天国での至高の幸福に至るのだということを忘れている。したがって、神はこれらの子供たちに悪を為したのではない。

カナン人の絶目うを命じた神は誰に対して悪を為したのか? カナンの大人たちではない。彼らは腐敗し、審判を受けるに値した。子供たちではない。彼らは永遠の生を得た。
ということで、怯える女性や子供たちを殺すことは、それが神が命じたものであれば、罪ではない。殺すことこそが道徳的義務である。そして、神はいかなる行為も人に命じることができる。そして、殺された無辜の子らは、永遠の生を得て幸福である。


論理的にはまったく間違っていない。だからこそ、神を信じれば、喜んで積極的に虐殺できる。
posted by Kumicit at 2011/05/05 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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