- 葛尾村の値は5月6日13:00〜15:00が欠測で、その前後で値がジャンプしている。何らかの計測条件が変わったと思われる。また、ほぼ毎日13:00〜15:00に値が小さくなっているが、これも不自然であり、計測を乱すような事象が時間帯依存で起きていることが疑われる。
- 飯館村(役場)の測定値が5/5 2:00〜13:00の間だけ急に大きくなっていた。他の観測点でも、福島第一および福島第二でも、そのような挙動は見られない。これは測定器交換によるもの。また、他の観測点に見られない傾向として、4月下旬に線量が減少している。これも実際の線量がそうなっているのか、観測のエラーなのか不明である。さらに観測機器の変更などで3月下旬には値を大きくジャンプしている。なお、4月19日の一時的減少は雪による飛散抑止効果の可能性がある(観測のエラーではないとみられる)。
- 飯館村(長泥)の測定値は安定してきた。
- 郡山は観測点移動前の値が過小評価(観測した高度の問題)。
- 川内村(役場)の線量は一貫して小さい。しかし、文科省とDoEによる航空機観測結果によれば、川内村にはホットスポットが存在する。法的には緊急時避難準備区域となっているが、ホットスポットについては計画的避難区域とすべき。
日ごとの回数をプロット。また掲載分についてエネルギーとして集計したものもプロット。プロット開始を3月9日から。ただし、地震情報(各地の震度に関する情報)は全地震を収録しているわけではない(マグニチュードは大きくても震度0だったら載らない)。また、3月20日〜4月11日9:00と、4月13日〜4月27日9:00の間は、気象庁が余震とみなした地震のうち、最大震度2以下は省略されている。このため、4/27以降急増しているように見えているが、それは見せかけである。
連続性を考えて、震度2以下の地震を一律削除してプロット:
福島県浜通りの地震の前よりは、おさまってきているが、それでも、終わりが見えてこない。
さらに久しぶりに死者・行方不明者数の推移:
死者+行方不明の合計が25000名弱に収束してきた。また死者数も15000あたりに収束してきた。死者の発見の限界に近づいてきたと思われる。また、行方不明者も事実上の死者のみとなってきたように見える。