日ごとの回数をプロット。また掲載分についてエネルギーとして集計したものもプロット。プロット開始を3月9日から。ただし、地震情報(各地の震度に関する情報)は全地震を収録しているわけではない(マグニチュードは大きくても震度0だったら載らない)。また、3月20日〜4月11日9:00と、4月13日〜4月27日9:00の間は、気象庁が余震とみなした地震のうち、最大震度2以下は省略されている。連続性を考えて、震度2以下の地震を一律削除してプロット:
福島県浜通りの地震の前よりは、おさまってきているが、それでも、終わりが見えてこない。
震源分布について気象庁作成の分布図(2011/02/04〜05/19)を並べてみた(全国M3以上・関東/東海・東北地方)。これは全地震が収録されているので、3.11以前からの連続性がある。
次第に、回数は減少しているが、それでも2月と比べれば地震の回数は非常に多い。
それから、線量測定の時系列。
もうヨウ素がほとんど崩壊してしまっていて、半減期30年のセシウムが一定して残っている状態。
ついでに、積算被曝量を北西方向にある飯館村役場と南方10kmの位置にある福島第2原発MP4(最初から時系列が残っている観測ポイント)を見てみる。
線量は福島第2原発MP4には3月15日3:10〜3:50にかけて462〜913μSv/hと大きな値が記録されているものの、それらは堆積しなかったらしく、その後は飯館村役場よりも少なめで推移。結果として、積算値は福島第2原発MP4の方が小さくなっている。
メッシュ観測などから、飯館村長泥や浪江町津島などはこれの数倍の積算量となっているとみられる。たまたまの風向きのせいで、4月中旬に新たに計画的避難区域に指定されたところよりも、福島第1原発から10kmしか離れていない福島第2原発に籠城している方が安全だったということになっている。