ここでは月ごとに時別需要の平均をとってみた。まずは6月の平日から...
6月は14〜15時頃に需要がピークとなる夏型の需要パターン。東京の月平均気温が2011年(22.8℃)と近い、2009年(22.5℃)と比べると、9〜19時の時間帯では8〜10%節電していたことが見て取れる。
なお、12〜13時に需要が凹んでいるのは企業・役所の昼休みのため。
5月も時別パターンは夏型。かなり強力に節電が行われていて、2009年と比べると昼間は13%程度の節電が行われていた。
なお、5月15日から常陸那珂火力1号機100万kWが復帰して少し供給力が増えている。
4月の時別パターンは、夕方にピークを迎える冬型。
4月は鹿島火力発電所440万kWは4./7〜4/20にかけて順次復帰して、次第に供給力が立ち直っていく過程にあった。当初は供給力が大幅に失われた状態であり、計画停電はないものの12%程度の節電が行われていた。
今月(2011/7)からは冷房需要の増大があるが、一方で広野火力発電所380万kWの順次復帰や、計画停止中の横須賀火力3,4号機の再起動や、緊急設置なガスタービンの稼働など供給力も増加する。
なお、グラフの元データは==>東京電力需要 vs 東京の日別気象データ (2008/1/1〜2011/7/1)
また、昨日は温度と最大需要の散布図を描いてみた。
「平日昼間、クーラー入れたらTVを消してラジオを聞こう!」