2011/07/07

データが公開されたらグラフを描く: 時別気温と時別需要で散布図

ここ数日、東京電力が公開している2008〜2011年の時別電力需要と気象庁の東京の気象データを組み合わせてグラフを描いて見ている。


petronius7 それほど注目されてなかったけど、以前も6000万kWで頑張ってリミッタ掛けてたらしいことも判る。 2011/07/03
というコメントがあったので、もうちょっと細かく見るために、東京の日別観測値と比べてみることにする。

これまでは数年前につくった気象庁サイトから日別値を拾ってくる道具で取得した東京の日別観測値と比べていたのだが、時別値を取得する道具がなかった。なので2時間ほどかけて機能追加して、2008/1/1〜2011/7/4までの東京の時別気温を取得した。

で、7月と8月の平日の13〜14時および14〜15時の需要と、14時および15時の東京の気温を比較してみた。
TepcoVTokyo78_1315.png
確かに6000万kWあたりで、不自然に、需要が抑え込まれているように見える。

ただし、需要のパターンは平均(2010/7平日平均)と、この需要が抑え込まれように見える2010/7/21〜23とで違っていない。
TepcoJuly2010a.png
大口需要家に要請をしたとしても、それは昼前の緊急ではなく、需要予測に基づき前日あるいは朝だと思われる。ただし、表だって大口需要家に対する需給調整が行われたという報道は見つけられなかった(直近では2007年のみ)。


なおグラフの元データは東電データと気象庁データを組み合わせた...
==>東京電力需要 vs 東京の日別気象データ (2008/1/1〜2011/7/1)
==>時別の東京電力需要 vs 東京の時別気象データ (2008/1/1〜2011/7/4)
気象庁時別値は1:00, 2:00, ... 24:00であるのに対して、東電需要は0:00〜1:00, 1:00〜2:00 .... 23:00〜24:00の値なので、たとえば、7:00の行には「7:00〜8:00の需要と、8:00の気象観測値」が並べてある。


posted by Kumicit at 2011/07/07 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | Sound Science | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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