2006/08/05

Dembskiの研究助手Joelの自爆

進化論ブログPanda's Thumbの共同執筆者のひとりEd Braytonが自らのブログDispaches from Culture Warの2006年7月31日付のエントリ「Dembski's Research Assistant Exposes the Fraud(Dembskiの研究助手は、詐欺を暴露する)」で、カンザスの理科教育標準がインテリジェントデザインを公立学校に持ち込むことは無関係だとインテリジェントデザイン支持者たちは主張しているが、Dembskiの研究助手であるJoel Borofskyが自爆コメントで、それがウソであることを明らかにしたと書いている。

そのコメントは、インテリジェントデザイン理論家Dr. William Dembskiと仲間たちのブログUncommon Descentの2006年7月29日のDembski自らのエントリ「Radio Commercials Air in Kansas Supporting Standupforscience.com’s Approach to Teaching Evolution」につけられたもの。

Ed Braytonがツッコミを入れたのは次の2つのコメント:
My hope is that ID will be taught properly in Kansas. Having been born and raised there I would love to claim to be from the first state to teach ID. There is a lot of movement among science high school teachers to never teach ID, even if it becomes a law because "we don't know how to teach philosophy."

私の望みは、カンザス州でインテリジェントデザインが適切に教えられることだ。カンザスに生まれ育ったのて、インテリジェントデザインを教える最初の州の出身だと言いたいのだ。高校理科教師たちには、たとえ法律となっても、「哲学の教え方を知らない」という理由で絶対にインテリジェントデザインを教えないという多くの運動がある。

It would be nice to see them learn. I worked in a school and grew tired of hearing them speak of how it's wrong to point out the weaknesses in Darwin's theory because, "even if it is weak, it's still the best theory out there." (Shades of Dawkins anyone?)

彼らがインテリジェントデザインを学ぶのを見ることができれば、うれしい。私は学校で働いて、「たとえダーウィニズムに弱点があったとしても、それは未だ最高の理論である」と言って、ダーウィニズムの弱点を指摘するの間違いだと彼らが言うのを聞き飽きてきた。

さらに突撃して
It really is ID in disguise. The entire purpose behind all of this is to shift it into schools...at least that is the hope/fear among some science teachers in the area. The problem is, if you are not going to be dogmatic in Darwinism that means you inevitably have to point out a fault or at least an alternative to Darwinism. So far, the only plausible theory is ID.

それは、本当に変装したインテリジェントデザインである。これの裏にあるすべての目的は学校に入り込むことで、少なくとも、エリアの理科教師たちは望み・怖れていることだ。問題は、ダーウィニズムに対して自説を譲らないのでないなら、必然的にその誤りを指摘するか、少なくともダーウィニズムの代替を示さなければならない。これまでで、唯一のもっともらしい理論はインテリジェントデザインである。

If one is to challenge Darwin, then one must use ID. To challenge Darwin is to challenge natural selection/spontaneous first cause...which is what the Kansas board is attempting to do. When you do that, you have to invoke the idea of ID.

ダーウィンに挑戦するなら、インテリジェントデザインを使わなければならない。ダーウィンに挑戦することは自然淘汰・自然の第一原因に挑戦することであり、それはカンザス州教育委員会がやろうとしたことだ。それをするには、インテリジェントデザインの考えを持ち出さなければならない。
こいつはアホだ。


なお、Joel BorofskyがDembskiの研究助手であることは、モデレータであるDenyse O’Learyによる2006年7月20日付のエントリ「Hi all, from Denyse O’Leary」に記されている:

As Bill Dembski noted here, I will be sharing the task of moderation with him.
Joining us will be Bill’s research assistant, Joel Borofsky, who can say a bit more about himself in his own posts.

ここにDembskiが書いたように、私が彼とともにモデレータをすることになりました。
Dembskiの研究助手であるJoel Borofskyが加わります。Joel Borofskyについては本人のポストで少し語られるでしょう。


追記 Joelの言い訳

昨日のエントリでとりあげたDembskiの研究助手Joelくんが自爆して笑いものになった件の続き。2006年8月3日付けでJoelくん自らの言い訳エントリ「Am I really that important?」が登場した:
I was voicing a personal opinion about what I wish would occur. As a layperson who is not involved in the movement, I do wish that ID would be taught in public schools as a scientific theory. Does this mean that if you call up Nancy Pearcey, she will ascribe to what I am saying? Absolutely not. Does this mean that Bill indoctrinated me to believe this and therefore whatever I say Bill inherently said first? No, it does not mean this at all. Bill and I even have two different approaches to the issue, so it does not matter what I say.

私は、私が起きてほしいと願ったことについて個人の意見を表明しました。その運動に関与していない素人として、私はインテリジェントデザインが科学理論として公立学校で教えられることを願っています。これは、Nancy Pearcey[訳注: インテリジェントデザインの支持者でキリスト教活動家]に電話したら、Nancyは、私の言ったこのせいになることを意味するのでしょうか? そんなことはありません。Bill[訳注: William Dembski]が私にこれを信じ込ませたので、私が言ったことは元々はBillが言ったことだいうことでしょうか? そんなことはりません。Billと私はこの問題について異なるアプローチをとっているので、私が何を言うかは重要ではありません。
自分の意見はインテリジェントデザイン運動を代表しているわけでもなければ、Dr. William Dembskiの代弁もしていないと言っている。

そんなことはわかった上で、空気の読めないアホなJoelを笑いものにしただけ。そして、さらに、ここでも「インテリジェントデザインが科学理論として公立学校で教えられることを願っている」と主張を繰り返す。昨年12月までなら、それは通ったかもしれない。しかし、ドーバーでの違憲判決後は、表立った主張すべきことではなくなっている。今や学校で教えるべきだと主張されるのは、インテリジェントデザインではなく"critical analysis of scientitc theories including evolution"である。


さて、Dembskiの若き研究助手は、インテリジェントデザインの天然お笑い担当Casey Luskinのようになるだろうか。それとも...
posted by Kumicit at 2006/08/05 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | Dembski | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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