2011/11/25

「金に無頓着な学者」

Dr. Christopher Busbyについて、特に収入源が何なのかを念頭に、調べものをしてきた。
  • バズビーと"学術誌" (2011/09/24)
    自分が編集委員の学術誌で論文掲載数をかせぎ、電波グッズ屋の"論文"を連続掲載するDr. Christopher Busby
  • バズビーと"教授" (2011/09/28)
    大学の常勤ポストについたことがないDr. Christopher Busby. 非常勤講師や客員教授など非常勤のみ。実質的には自由業であり、定収入はなさそう。
  • バズビーとよくわからない3つの団体 (2011/10/02)
    ウェブサイトだけでは代表者の名前や法人なのかどうかも分からないGreen AuditとLLRCとECRR
  • バズビーのGreen Audit (2011/10/24)
    2002年に法人登録された、Dr. Christopher BusbyのGreen Auditは休眠法人だった。
  • 導管体に使うつもりだったのかな? (2011/10/26)
    1992年から存在するGreen Auditが2002年に法人格を得て、休眠法人になった。法人としての取引用途か?
  • バズビーのLLRC (2011/10/27)
    Dr. Christopher BusbyのLLRCは代表者が隠居したクラシックのミュージシャン Mr Richard Bramhall。収入は主として寄付金で、年間5000ポンド程度。
  • バズビーが受け取っている研究助成金 (2011/10/27)
    バズビーは2002, 2003, 2005, 2008年に研究助成金を得ている。2008年は3年分としてJoseph Rowntree Charitable Trustから、Green Auditとして£74,650受け取っている。しかし、Green Auditは休眠法人として届けられている。
Green Auditという休眠法人として受け取った£74,650を、Green Auditが研究を遂行するために雇用しているDr. Christopher Busbyの人件費として使うことは手続き上は可能だろう。それでも、大した収入ではない。また、Joseph Rowntree Charitable Trust のサイトを見ても、その後は研究助成金をGreen Auditは獲得している形跡がない。

公開情報を見る限り、Dr. Christopher Busbyは、「テニュアを得ていて、研究資金獲得の戦いをする」大学等の研究機関に所属する研究者ではなく、そもそも日銭を稼がないといけない自由業者である。「金に無頓着な学者」なわけがない。

James Ryanの高価なサプリも、Dr. Chrisopher Busbyからの提案であり、利益を折半する契約となっている。
The supplements were my idea, not the sponsor. He was more interested in setting up a lab in Japan that people would trust because I would guarantee the measurements.

サプリは私の考えであり、スポンサーの考えではない。私が測定を保証することで人々が信用できるラボの開設に、彼は関心を持っていた。

[Breaking news “Interview with Busby Part2 [I had nothing to do with the pricing of the pills.]" (2011/10/07)]

The Ryan expensive tablets: he put that price on because his marketing people said that was the optimum price for profit. The profits go to the CBFCF and 50% of that will come to Green Audit for research equipment and further research, the other 50% is to be for Ryan to arrange evacuation advice and grants to the children and the parents.,Thaty is a n agreement he made with me at the beginning of all this.

Ryanの高額な錠剤:利益を最適化する価格だと彼のマーケティング担当差が述べたので、彼はその価格にした。利益はCBFCFに入り、そのうち50%がGreen Auditに研究機器調達及び研究実行のために支払われれ、あとの50%はRyanが子供たちと親たちへの避難助言と補助金に使うことになっている。それが彼と私が、ことの始めに結んだ契約である。

[Masahiro Hotta (@QEnergyTeleport): バズビー氏のメール(2) (2011/10/23)]
反原発な人々から潤沢に寄付金が得られていれば、こういったことをする必要もないのだろうが、残念ながら寄付金額はわずか。寄付金を受け取るためにNPOとして設立されているLLRCも年間5000ポンド程度。「金に無頓着な学者」をやるには、まったく足りない。
posted by Kumicit at 2011/11/25 07:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | Quackery | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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