2011/12/22

「単なる創造」

インテリジェントデザイン運動はもともと聖書の神について議論するための手段である....とインテリジェントデザインの父たるPhillip Johnsonは15年前に言っている。
My colleagues and I speak of "theistic realism" -- or sometimes, "mere creation" --as the defining concept of our movement. This means that we affirm that God is objectively real as Creator, and that the reality of God is tangibly recorded in evidence accessible to science, particularly in biology. We avoid the tangled arguments about how or whether to reconcile the Biblical account with the present state of scientific knowledge, because we think these issues can be much more constructively engaged when we have a scientific picture that is not distorted by naturalistic prejudice.

私の同僚や私は「有神論的リアリズム」あるいは「単なる創造」を我々の運動の定義概念として語っている。これは、神は創造主として客観的現実であり、特に生物学のような科学によってアクセス可能な証拠に神の現実性が明白に記録されていると断言することを意味する。我々は聖書の記述と現在の科学知識をいかに整合させるかについての、絡み合った議論は避ける。というのは、自然主義的偏見によってこの問題が歪められることのない科学的描像を手にしたときに、はじめて建設的議論ができるからだ。

[Phillip E. Johnson: "Starting a Conversation about Evolution" (1996) on ARN]
この記述はPhillip Johnsonが法学者としても愚かであることを示している。超越的神が証拠隠滅や証拠偽造をしていないことを証明する方法はなく、証拠というものが無意味になるからだ。

それはさておき、聖書の議論を避けるメリットは、若い地球の創造論と古い地球の創造論の違いを棚上げできることにある。
"We can't afford to be shooting incessantly at each other over old-earth and young-earth disagreements," he says wherever he goes among evangelical Christians. "The real enemy is naturalistic, impersonal Darwinism that deliberately and consciously seeks to set God on the sideline of our culture." Mr. Johnson suggests there will be time enough for settling the details of creation once Darwinism has been denied its century-old dominance.

福音派キリスト教徒たちのところへ出かけたときはいつでも「我々は若い地球と古い地球の間で絶え間なく戦っている余裕はない。真の敵は、意図的に神を我々の文化の傍流へ追いやろうとする自然主義で、非人格的なダーウィニズムである」と言う。Phillip Johnsonは、一世紀にわたって支配者だったダーウィニズムを打倒できたら、創造の詳細を論じる時間は十分あると示唆している。

[Jay Grelen:" Darwin on Trial author brings together anti-Darwin coalition to bring down evolution" (1996/11/30) ]
若い地球の創造論と古い地球の創造論の戦いは後回しにしろと、Phillip Johnsonは述べている。
タグ:id理論
posted by Kumicit at 2011/12/22 04:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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