2012/02/04

インディアナ州上院の反進化論州法案が本会議通過、州下院へ

米国の進化論教育を守るNational Center for Science Educationによれば、インディアナ州上院に提案された創造科学を教えることを義務付ける州法案が、「各宗教の生命の起源についての理論を教えてもよい」州法案に修正されて本会議を通過し、州下院に送られた。
[Indiana creationist bill passes committee (202/02/01) on NCSE]

On January 31, 2012, the Indiana Senate voted 28-22 in favor of Senate Bill 89. As originally submitted, SB 89 provided, "The governing body of a school corporation may require the teaching of various theories concerning the origin of life, including creation science, within the school corporation." On January 30, 2012, however, it was amended in the Senate to provide instead, "The governing body of a school corporation may offer instruction on various theories of the origin of life. The curriculum for the course must include theories from multiple religions, which may include, but is not limited to, Christianity, Judaism, Islam, Hinduism, Buddhism, and Scientology."

2012年1月31日に、インディアナ州上院はSB89を28:22で可決した。提案されたSB89の原案では「公立学校運営機関は創造科学を含む生命の起源についての様々な理論を学校で教えることを義務付けることができる」となっていた。しかし、2012年1月30日に州上院で修正され「公立学校運営機関は生命の起源についての様々な理論を提示してもよい。そのカリキュラムは、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教・仏教・サイエントロジーを含むが、これらに限らず複数の宗教の理論を含まなければならない」となった。
...
The bill now proceeds to the Indiana House of Representatives, where its sponsors are Jeff Thompson (R-District 28) and Eric Turner (R-District 32), who is also the house speaker pro tem. Thompson, interestingly, is also a cosponsor, along with Cindy Noe (R-District 87), of House Bill 1140, which would require teachers to discuss "commonly held competing views" on topics "that cannot be verified by scientific empirical evidence." While evolution is not mentioned in the bill, Noe cohosted a controversial dinner at the Creation Evidence Expo in Indianapolis in 2009, according to the Fort Wayne Reader (August 23, 2010). In any case, HB 1140 seems to have died in committee.

州法案は現在、インディアナ州下院に送られた。提案者はDistrict 28選出の共和党Jeff Thompson州下院議員と、州下院仮議長でもあるDistrict 32選出の共和党Eric Turner州下院議員である。Thompson州下院議員は面白いことに、District 87選出の共和党Cindy Noeとともに、HB1140の共同提案者となっている。HB1140は「科学的に経験的証拠で検証できない問題について一般に存在する競合する見方を論じることを教師に義務付ける」ものである。進化論は名指しされていないが、Noe州下院議員はFort Wayne Readerの2010年8月23日の報道によれば、2009年のインディアナポリスでの創造証拠エキスポの物議をかもした晩餐会を共同ホストした。いずれにせよ、HB1140は、委員会で廃案状態となっている。
「創造科学を教えることを義務付ける」はずだったのが、「生命の起源についての様々な理論を提示してもよいが、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教・仏教・サイエントロジーを含むが、これらに限らず複数の宗教の理論を含まなければならない」という別物になって州上院を通過。これは創造論支持者には容認できるものではないし、政教分離原則的にもうまくいきそうにない。




現在、有効な反進化論州法および相当品は次の2個:


2012年の反進化論州法案は以下の通り:



2011年の反進化論州法案は廃案もしくは先送り:

2010年の反進化論州法案はすべて廃案:
2009年の反進化論州法案はすべて廃案:

2008年の反進化論州法案のうち以下が廃案:


posted by Kumicit at 2012/02/04 08:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック