2012/02/13

1時間値と1秒値

福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器底部ヘッド上部温度計TE-2-3-69H1〜TE-2-3-69H3のうち、TE-2-3-69H1が壊れたっぽくなってきた。
しかしながら、それらから得られた結果は、実際に温度上昇した可能性よりも温度計に不具合が発生していることを示唆するものが多い(例:図5)。

[東京電力:"2号機原子炉圧力容器(RPV)底部ヘッド上部温度計指示値上昇について"(2012/02/12)]
TE-2-3-69H1〜TE-2-3-69H3の1時間値を並べてみると、確かにTE-2-3-69H1は挙動不審に見える:
1F2_201202temp3.png
[東京電力:"福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部)温度(参考値)"(2012/02/12)]

それはそれとして、注目点は1秒値。

==>東京電力:"福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部温度(底部ヘッド上部)温度(TE-2-3-69H1)の状況"(2012/02/12)

1時間値のグラフを重ねると....
1F2_201202tempD.png
、「秒の単位での4℃くらいの幅の変動を、1時間ごとにサンプリングした結果」が見える。これは、「1時間値では不安定な変化をしているときと、緩慢に変化しているところがあるよう」に見えるが、それはゴーストであることを示している。


posted by Kumicit at 2012/02/13 06:26 | Comment(1) | TrackBack(0) | Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶりで、プラントの運転記録データを見ました。ほとんどの工業プラントでは、水温計測には鞘に入った熱電対が使われます。したがって、センサの出力は劣化があっても、秒オーダーの急変は考えにくいとともに、アンプだけ交換して校正しなくとも、そこそこの温度測定が出来ます。
センサのtag No.は最後の一数字が違うだけです。
速い変化はアンプ部(変換器)の故障の可能性が高いと思います。データの最後の方では、15℃くらいの急変が認められます。
一般のプラントでも、重要部分には複数のセンサを設置しかつ予備の変換器を保有していると思います。(公開不可)
Posted by 5513 at 2012/02/13 14:09
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。