2012/03/25

広告「共和党脳」

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なぜ、かくも多くの共和党支持者が、人類活動が原因である気候変動をデマだと思うのか? よく言われる理由は2つある。ひとつは、否定論者は物を知らないのだというもの。そして、もうひとつは、否定論者は企業に買収されているというもの。しかし、ベストセラーライターであるクリス・ムーニーはいずれも支持しない。事実、彼が指摘するように、より高い教育を受けた共和党支持者ほど、気候変動の懸念を否定するのだ。なぜ、そんなことが起きるのか? そのひとつの理由は、「動機づけられた推論」という心理現象にある。これは、自分が信じていることに合った証拠だけを好んで受け入れるというものだ。しかし、クリス・ムーニーはこの「共和党脳」で、「動機づけられた推論」がに認識の氷山の一角だと言う。保守とリベラルはイデオロギーが違うだけではなく、その心理も違っていることを裏付ける証拠が積みあがってきている。どうして、メインストリームの科学を否定し、経済やアメリカの歴史や外交政策についての専門家たちのコンセンサスを否定する共和党支持者が増大しているのか? 大半の専門家が一致している意見を、どうして共和党支持者たちは受け入れないのか? なぜ、共和党支持者たちは、日々、事実と戦い続けているのか? その答えは、それが彼らを構成する要素だということだ。

なぜ、今日の保守が、より誤ったことを信じるのか? リベラルよりも新しい考えに反対するのか? 新しい事実に直面しても、自らの信念を変えないのか? ときには、抗いがたい証拠にも、さらに挑んでいくのは? その理由を求めて、クリス・ムーニーは脳スキャンや世論調査や心理学実験をさぐる。

その答えは、政治的な好みに強く反応する、測定可能な性格から始まる。確実なことに執着する人ほど、保守になりやすい。そして、新しいことを切望する人はリベラルになりやすい。驚くことに、新しい経験への開放性や、潔癖性は、財産や教育よりも、その人が保守かリベラルかの指標になる。自分の家を小奇麗にして、世界を黒か白かで見る人は、たぶん、共和党に投票するだろう。新たな生活を求めて大都市に引っ越した人は、たぶん民主党に投票するだろう。左翼と右翼の、何が正しいかついての今日>戦いの大半は、この開放性や好奇心の基本的な違いによって説明がつくとクリス・ムーニーは言う。

良きリベラルであるクリス・ムーニーは、これらの発見が民主党支持者について意味するところも、さぐっていく。民主党支持者は、優柔不断の日和見主義者だろうか? ときにはそうだろう。 しかし、自閉症とワクチン、原子力など、民主党支持者の心に近い問題については、共和党支持者と同じように独断的にならないだろうか? 彼の探求は、驚くべき結論へと導かれる。

リベラルの心理にも、保守の心理にも、進化的利点がある。にもかかわらず、現代社会でのリベラルと保守の政治的衝突は危機的である。きわめて多くの有権者たちは、どんな強い証拠があろうとも、事実をそのまま受け入れることは決してないようなのだ。したがって、水掛け論な政治討論の方法を根本的に変えなければならないのだと、クリス・ムーニーは言う。

そして、「共和党脳」は間違いなく議論を巻き起こす、共和党支持者が否定する、説得力ある科学的知見の長いリストを提供する。

[Republican Brain]




posted by Kumicit at 2012/03/25 23:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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