2012/06/18

政党支持による世論の差異が拡大する米国

PEW Researchが定例の見方・基本的考えなどについての世論調査結果を公表した。これによると、人種・学歴・収入・宗教・性別による差異よりも、政党支持による差異が大きくなっている。
As Americans head to the polls this November, their values and basic beliefs are more polarized along partisan lines than at any point in the past 25 years. Unlike in 1987, when this series of surveys began, the values gap between Republicans and Democrats is now greater than gender, age, race or class divides.

6-4-12-V-2.png

[Partisan Polarization Surges in Bush, Obama Years -- Trends in American Values: 1987-2012 (201/06/04) on PEW]
1990年ころまでは政党支持による差異は、他の要素による差異と同程度でしかなかったのだが、その後は急増。

ただし、「神の存在を疑ったことがない」については、世代・年齢による差異の方が大きい。
PewGodPoll_Party.png

PewGodPoll_Generation.png
[by Generation]

[by Party]
これを除けば、政党支持と価値観の結合が最強。

何かが起きているとしか言いようがないが、実際のところ、過去20年に米国人の価値観に、何が起きているのか答えは出ていない。
posted by Kumicit at 2012/06/18 07:40 | Comment(1) | TrackBack(0) | News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フォーマット崩れを修正(2012/6/18 21:00)。

民主・共和党支持による世論の乖離については、こちらも参照:
http://www24.atwiki.jp/kumicit/pages/721.html
Posted by Kumicit 管理者コメント at 2012/06/18 21:29
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