たとえば、地球温暖化については1997年頃は差異は小さいが、2000年には差異が拡大している。
「地球温暖化は既に起きている」と回答した共和党・民主党支持者の比率昨日も紹介したPEWの政治的価値観全般では2004年から乖離が大きくなっている。
「地球温暖化は誇張されている」と回答した共和党・民主党支持者の比率
[Source: Gallup, Gallup, Gallup, Gallup , McCright]
2011年11月に世論調査で米国人の価値観と基本的信念は、過去25年間のどの時点でより政党支持による二極化が大きい。 この世論調査が始まった1987年とは異なり、現在は共和党と民主党の乖離が、性別・年齢・人種・クラスなどのも乖離よりも大きくなっている。代替エネルギー研究への資金供与に至っては、2009年頃から急に差異が出始めていてる。
[Partisan Polarization Surges in Bush, Obama Years -- Trends in American Values: 1987-2012 (2012/06/04) on PEW]
この時期は、クリントン政権[1993-2001]の終わりから、ブッシュ政権[2001-2009]を経て、オバマ政権[2009-]へと続いていて、どれか一つの政権に偏るものではない。また、Tea Partyは2009年から活発化していて、それ以前の民主・共和の乖離の要因とは考えられない。
(左図は全体・右図は共和党支持・共和党寄り vs 民主党支持・民主党寄り)
[Partisan Divide Over Alternative Energy Widens (2011/11/10) on PEW]
共和党が戦いの手段として争点化しているのか、保守系シンクタンクか商売のネタとして物色しているのか、そんなこととは何の関係もないのか、原因は判明していない。
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