[Katie Robertson: "DPP to consider charges over cancer deaths" (2012/06/29) on PerhNow]
パースの4名の癌患者に対して行われた、異論のある多い代替治療が、死期を早めたと州副検死官が判断した。
本件は、Dr Alexandra BoydのMosman Parkにある家で治療を受けた患者たちの死についての、長期にわたる検死審問の後に、犯罪行為であるか判断するために公訴局長室へ送られた。
Dr Boydの家とは別に運営されていた「クリニック」であるKathi Preston Memorial Health Centreで過激な癌治療を受けたSandra McCartyとPia BossoとSandra KokalisとDeborah GruberとCarmelo Vinciulloの死を、州副検死官Evelyn Vickerが調査した。
豪州の医師Hellfried Sartoriはこの治療の黒幕であり、検死審問で彼は医師免許を米国の複数の州で取り消され、無免許による医療行為で収監されたことが明らかになった。
癌が治ると患者たちが聞かされた療法は、セシウムや工業用溶剤DMSOやレアトリル[アンズの種子から発見されたヴィタミン様物質]などを使ったIV高pH癌治療(IV High pH Cancer Therapy)で、いずれも潜在的に有毒物である。
Sandra McCartyとPia BossoとSandra KokalisとDeborah Gruberは12日間のIV高pH癌治療を2005年5月14日に開始した。
Carmelo Vinciulloは2005年5月20日に開始したが、痛みに耐えられず、5日後に中断した。彼は2005年7月1日に死亡した。癌は治癒していなかった。州副検死官Evelyn Vickerは彼の死は自然要因によるものだと述べた。
それから4日後の2005年5月25日から5月8日にかけて、あとの4人は受けていた療法の結果で死亡し、癌は治癒していなかった。
州副検死官Evelyn Vickerは「Kathi Preston Memorial Health Centreで治療お受けた7人の患者のうち4人が12日間のコースを終了する前に死亡した」と述べた。
西オーストラリア州警察は、Fremantle Hospitalによる懸念表明の後に、2005年5月26日に、クリニックの運営について警告を受けた。
調査結果の記述で、州副検死官Evelyn Vickerは治療が4人の女性患者の死期を早めたと述べた。「2005年に死亡した6名の癌患者はすべて、重篤で末期癌だったことが認められるが、問題のひとつは、その治療が死期を早めたか否かである。死亡した4人の女性患者及び治療に関与した彼女らの家族は、治療自体のリスクについて、虚偽の情報を与えられていた。この療法が患者に何らかの効果があるという証拠はない。あるのは、この療法が危険であり、死期を早める重大なリスクがあるという、考慮に値する証拠だけである。」
州副検死官Evelyn Vickerは、Dr Alexandra Boydが自身の通常医療知識を使って、療法を実施ではなく、明らかに苦しんでいる患者たちへの療法を中止しなかったことを問題にしていると述べた。「Dr Alexandra Boydについての私の最大の懸念は、セシウムやレアトリルや疑わしい物質の投与を行う療法の部分について彼女が知らなかったとは私にはまったく思えない。すべての患者が生きたがっていた。これにより、癌の進行が止まり、多くの場合に治癒するという主張にはとても脆弱になっていた。信じざるをえなかった。」
最終的に患者が死亡した一般病院は、患者たちの死には関わっていないと、州副検死官Evelyn Vickerは述べた。
2012/07/01
Dr. Death - Hellfried Sartoriの代替癌療法を受けて死亡した患者たち
2005年に豪州Mosman ParkのDr Alexandra Boydのクリニックで、医師免許取消や危険な療法で知られるSartoriの代替癌療法を受けて死亡した患者たちについての、検死審問結果が出た。
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