2012/10/28

メモ「学校の教室のラドン汚染」

米国環境庁は肺癌の要因第2位のラドンについて対策として、まず自宅のラドン検査と、ラドン対策工事を推奨している。

しかし、2012年2月のMSNBCの報道によれば、学校の教室はラドン検査されておらず、高濃度な場合もあるという...
[ Jeff Rossen:"Rossen Reports: Is your child breathing radon gas at school?" (2012/02/29) on MSNBC today]

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ペンシルバニア州の小学校2学年の教室は環境庁規制値の2倍近いラドン濃度。
ラドンは同上や岩石から漏出し、屋内に滞留する。長期間被曝すると肺癌のリスクが高まる。喫煙に次ぐ肺癌の要因であり、全米で年間2000名が死亡している。
アイオワ州で教師を引退した女性は肺癌だと診断され、自宅及びかつての職場から高い濃度のラドンが検出された。アイオワ州はレベル1(米国の3段階の最上位)ラドンホットゾーンである。
環境庁は全米で70000教室以上が規制値以上のラドン濃度だと推定しているが、教室のラドン検査を義務付けているのは、コロラド・フロリダ・コネチカット・ヴァージニア・ロードアイランドのみ。大半の学校の教室はラドン検査されていない。
インディアナポリスの学区はラドン検査すると言っていたが、高いラドン濃度だったら保護者が混乱するという理由で検査せず。
ラドンは隣あった建物でも状況が異なるため、個々に検査が必要である。学校の教室も検査する必要があるのだが、忘れられているようだ。
posted by Kumicit at 2012/10/28 21:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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