2012/11/01

JEPXの取引情報


日本卸電力取引所が扱う電力取引には、30分単位の電力を取引するスポット市場(前日9:30に入札)・時間前取引(発電不調と需要急増の場合にのみ利用できる取引で、取引方法はスポットと同じ)と、月及び週単位の先渡定型市場・先渡掲示板市場がある。

のスポット市場の取引方式では日本卸電力取引所: 取引ガイドにあるように、売りと買いともに「価格と量」を入札し、「X円以下なら買う」という「買い入札量」と「X円以上なら売る」という「売り入札量」が一致する「X円」を約定価格(システムプライス)とする。

この連系線制約を考慮しない約定処理で、託送可能量を超える取引が成立した場合、市場は分断され、連系線の両側で、約定の処理が行われる。

で、これらに関するデータだが、公開状況は日本卸電力取引所 市場情報提供サービス規程によれば、以下の通り:
項目公開情報会員
システムプライス(仮想的約定価格)前々月分のみ取引後
分断された市場ごとの約定価格取引後取引後
約定量前々月分のみ取引後
分断された市場ごとの約定量非公開取引後
売入札量翌日取引後
買入札量翌日取引後
個々の売入札価格と量非公開非公開
個々の買入札価格と量非公開非公開


情報会員は「入会金 105,000円(税込)年会費 315,000円(税込)」なので、ちょっと買う気にならない。しかも、個々の入札価格と入札量は手に入らない。(ちなみに、貸借対照表によると、情報会員は10社)

公開情報だけでも、市場分断を考慮しなければ、売買入札量とシステムプライスの関係を見れる。

これからは「売入札はほぼ100%取引成立している。27\/kWhあたりまでは、取引成立の率によらず出現しているが、30\/kWhとなると、取引は99〜100%成立したときのみ。このことは、売入札の価格上位1%程度が高価格をつけていたことを示唆している」といったことは言える。

これより踏み込んだことを言うためには、個々の入札(価格と量)が必要だが、取引会員58社を含めて、公開されていない。



posted by Kumicit at 2012/11/01 07:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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