2013/02/17

カンザス州下院に反気候変動州法案登場

米国の進化論教育を守るNCSEによれば、標準的な反進化論州法案と同じ文言で、標的を気候変動にしている、反気候変動州法案がカンザス州下院に登場した。
House Bill 2306 (PDF), introduced in the Kansas House of Representatives on February 12, 2013, is a novelty: a "strengths and weaknesses" bill directed at climate science alone. The bill contains two main provisions. The first charges the Kansas state board of education with providing "a course of instruction in science" which will "(1) Provide information to students of scientific evidence which both supports and counters a scientific theory or hypothesis; and (2) assist students in developing scientific theories or hypotheses." The second reads, "The legislature recognizes that the teaching of certain scientific topics, such as climate science, may be controversial. The legislature encourages the teaching of such scientific controversies to be made in an objective manner in which both the strengths and weaknesses of such scientific theory or hypothesis are covered."

2013年2月12日にカンザス州下院に提案されたHB2306は、新奇なものである。「強いところと弱いところ」州法案が気候科学のみを標的としている。州法案は2つの主たる規定を持っている。一つめは、カンザス州教育委員会に対して、理科教育課程について、(1)生徒に科学的理論あるいは仮説を支持及び否定する科学的証拠についての情報を提供することと、(2)生徒に田シチエ、科学的理論あるいは仮説のつくるのを助けることを義務付ける。2つめは「州議会は気候変動など、特定の科学的話題の教育には異論があることを見出した。州議会は、科学的論争について、科学的理論あるいは仮説がカバーする強いところと弱いところを客観的に教えることを推奨する」

[http://ncse.com/news/2013/02/anticlimate-bill-kansas-0014713 (2013/02/15) on NCSE]
これは、反進化論州法案の珍しい変種で、標的を気候変動にしている。同様なパターンとして、標的を明示しないインディアナ州下院の反進化論州法案がある。



現在、有効な反進化論州法および相当品は次の3個:


2013年の反進化論州法案:



2013年の反進化論州法案のうち、廃案・先送り・提案断念は:




2012年の反進化論州法案は廃案もしくは先送り:

2011年の反進化論州法案は廃案もしくは先送り:

2010年の反進化論州法案はすべて廃案:
2009年の反進化論州法案はすべて廃案:

2008年の反進化論州法案のうち以下が廃案:
posted by Kumicit at 2013/02/17 01:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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