2013/03/17

揚水発電量はとても少ない

供給力の大半が火力発電となっている日本だが...
PowerRatioDay10.png
[Source: 発受電速報(電気事業連合会)]
(揚水の発電量は揚水動力の0.7倍として推定。"他社"には日本原電や電源開発の原発も含まれるが、現在はほぼ火力のみ。)

揚水発電はごくわずかしか供給に寄与していない。(見にくいので、あわせて揚水を右軸にとったグラフも作成した。)
PowerRatioMon10.png
[Source: 発受電速報(電気事業連合会)]
実際、揚水発電量は、需要に応じて稼働する火力と同様の動きをしており、需要が大きいときだけ使われていることを示している。

揚水発電量がごくわずかなのは、これは設備(26831MW)が少ないのではなく、稼働率が低いことによる。
RatePW.png
揚水発電は、火力発電所で作った電気を「10時間充電、7時間放電、30%ロス」で使う、低効率な蓄電池。なので、使うのは最小限。

posted by Kumicit at 2013/03/17 07:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。