2013/05/03

創造論者の主張から、オオシモフリエダシャクの関連

Mark IsaakのIndex to Creationist Claims(創造論者の主張)から、オオシモフリエダシャク関連:


この部分は、統一教会信者でもあるインテリジェントデザイン支持者Dr. Jonathan Wellsの反進化論本第1弾"Icon of Evolution"対応で書かれている。

いわゆる蛾の工業暗化は、実際には、オオシモフリエダシャクの移動・鳥による捕食・工業地帯の地理的配置・大気汚染規制と地衣類の回復などが絡んだ現象である。しかし、高校までの教科書では、そのような立ち入った記述はなく、人々の記憶に残っているのは、保護色と自然選択の単純な例だろう。その「常識」的な記憶と、実際の乖離をDr. Jonathan Wellは巧く突いて、反進化論ネタを作り上げている。これに対応したMark Isaakの記述は、本来の科学ネタが多いために、かなり長々しいものになっている。


なお、教科書的な記述そのものは単純で、容易に理解できるように思えるが、米国ではそれほど理解されているわけではない。Andrew Shtulmanの調査では、このオオシモフリエダシャクのネタを半数が理解していないことが示されている。

==>設問回答


posted by Kumicit at 2013/05/03 09:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | Creationism | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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