2013/06/16

共和党支持者と民主党支持者の脳の働きの違い

以前も取り上げたが、University of Nebraska-LincolnのMike Dodd助教授たちは、保守とリベラルで生理的反応および視線の動きに違いがあることを実験で確かめた。この結果は、共和党支持者と民主党支持者の支持する政策の違いと整合するものである:
一連の実験で研究者たちは、快な画像と不快な画像の両方の組み合わせを示したときの被験者の生理的反応と視線の動きをモニタした。リベラルな被験者に比べて、保守な被験者は不快な画像に対して、より強く反応し、より迅速に執着し、より長く見つめた。保守な被験者に比べて、リベラルな被験者は快な画像に対して、より強く反応し、より長く見つめた。

「保守とリベラルは物事を同じには見ていないと言われてきた。今回の発見はそれを明瞭に示している」とUniversity of Nebraska-LincolnのMike Dodd助教授は述べた。

リベラルな被験者がビーチボールやバニーラビットなどの快な画像を見つめる傾向があるのに対して、保守な被験者は開いた傷口や衝突した車や汚いトイレのような不快な画像を明確に見つめた。

「保守がネガティブな刺激により反応し、リベラルがポジティブな刺激により反応する」という見方と合致して、保守な被験者は、有名な共和党の政治家の画像に比べて、(彼らにとってネガティブだと思われる)民主党の政治家の画像により強く生理的に反応した。リベラルは反対に、共和党の政治家の画像に比べて、(彼らにとってポジティブだと思われる)民主党の政治家の画像により強く生理的に反応した。

生理的側面および認知的側面の両方を研究することによって、研究者は「政治的性向が少なくとも部分的には我々の生物学的な要因によるものだ」という大きくなりつつある主張について、ユニークかつ新たな洞察を確立するものだと、University of Nebraska-Lincolnの政治学者で、この研究の共著者であるKevin Smithは言う。

University of Nebraska-Lincolnの政治学者で、この研究の共著者であるJohn Hibbingは「この結果は、保守な人々は、嫌悪する要素に対して、より敏感で、関心を持っていて、それらにより強く対抗する傾向があることを示しているかもしれない。これは進化論的に見ても理にかなっている。保守は、目に見える外敵からの脅威から社会を守る政策(防衛費増加を支持や移民反対)や内部の敵から社会を守る政策(伝統的価値や犯罪に断固対処うる)を支持する傾向があることと、今回の実験は整合している」と言う。

[ The biology of politics: Liberals roll with the good, conservatives confront the bad (2012/01/05) on Physorg/Eurekalert]
これは脳のスキャンからも裏付けられている。
First, in the American Journal of Political Science, a team of researchers including Peter Hatemi of Penn State University and Rose McDermott of Brown University studied the relationship between our deep-seated tendencies to experience fear−tendencies that vary from person to person, partly for reasons that seem rooted in our genes−and our political beliefs. What they found is that people who have more fearful disposition also tend to be more politically conservative, and less tolerant of immigrants and people of races different from their own. As McDermott carefully emphasizes, that does not mean that every conservative has a high fear disposition. "It's not that conservative people are more fearful, it's that fearful people are more conservative," as she puts it.

American Journal of Political Science,掲載論文で、Penn State UniversityのPeter HatemiやBrown UniversityのRose McDermottなどの研究チームは、個人差があり、その一部は遺伝に起因する、恐怖を経験したときの深くに位置する傾向と、政治信条の関係を研究した。彼らは、恐怖を感じやすい人々ほど、政治的に保守になり、移民や異人種に非寛容になることを発見した。McDermottが注意深く強調するように、すべての保守が恐怖を感じやすいわけではない。「保守的な人々が恐怖を感じやすいのではなく、恐怖を感じやすい人々ほど保守的である。」
...

And if Hatemi's and McDermott's research blows your mind, get this: Darren Schreiber, a political neuroscientist at the University of Exeter in the United Kingdom, first performed brain scans on 82 people participating in a risky gambling task, one in which holding out for more money increases your possible rewards, but also your possible losses. Later, cross-referencing the findings with the participants' publicly available political party registration information, Schreiber noticed something astonishing: Republicans, when they took the same gambling risk, were activating a different part of the brain than Democrats.

Republicans were using the right amygdala, the center of the brain's threat response system. Democrats, in contrast, were using the insula, involved in internal monitoring of one's feelings. Amazingly, Schreiber and his colleagues write that this test predicted 82.9 percent of the study subjects' political party choices−considerably better, they note, than a simple model that predicts your political party affiliation based on the affiliation of your parents.

HatemiとMcDermottの研究に衝撃を受けたなら、これも。英国のUniversity of Exeterの政治神経科学者Darren Schreiberは、報酬が増減するかもしれない、リスキーなギャンブル中の82名の被験者の脳をスキャンした。それによる発見と、公的に確認可能な政党登録情報とを突き合わせて、Schreiberは驚くべきことを見出した。ギャンブル中に、共和党支持者と民主党支持者は異なる脳の領域を活性化していた。

共和党支持者は、恐怖をつかさどる右扁桃体を使っていた。対照的に民主党支持者は、感覚を内部モニタリングする島皮質を使っていた。驚くべきことに、Schreiberと共同研究者たちは、この脳のスキャンが82.9%の被験者の支持政党を予測するものになっていたと書いている。これは親の支持政党から、本人の支持政党を予測する単純モデルよりも明白に良い予測となっている。

[Chris Mooney:"The Surprising Brain Differences Between Democrats and Republicans" (2013/02/15) on MotherJones]
これは、恐怖を煽り、人々を戦いに駆り立てることが、共和党にとって有効な選挙対策となることを示唆している。


posted by Kumicit at 2013/06/16 07:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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