2013/11/05

簡単には語れないインテリジェントデザイン


コンコーディズム擁護する古い地球の創造論ミニストリReasons to Believeの主張は、ほぼコンコーディズムと一致する。
(1) The Bible and science (mainly geology and astronomy) are BOTH reliable sources of knowledge about the origin of the earth and the universe. God has written two “books” for our instruction, the book of nature and the book of scripture. Since God is the author of both “books,” they must agree when properly interpreted.
(2) Scientific evidence, when properly interpreted, is consistent with the Bible, when properly interpreted.
(3) The Bible does NOT tell us the age of the earth.
(4) The Flood was a real historical event, but it was not responsible for producing the fossils; rather, fossils are relics of organisms that were mainly here before humans.

聖書と科学(主として地質学と天文学)は、地球と宇宙の起源についての信頼できる知識源である。神は、我々を指導するために、自然という本と、聖書という本を書いた。二つの本の著者は神なので、適切に解釈すれば、両者は一致する。
適切に解釈された科学的証拠と聖書は整合する。
聖書は地球の年齢を言っていない。
ノアの洪水は歴史的な出来事だが、それで化石が形成されたわけではない。化石は主として人類以前の生物の遺物である。

[Ted Davis.:"Science and the Bible: Concordism, Part 1" (2012/06/19) on Biologos]

(1) Scientific evidence for an old earth is generally reliable and needn’t be refuted.
(2) Animals died long before the Fall of Adam and Eve.
(3) Quite a bit of evolution may have happened, but humans and (at least some) other major forms of life were separately created.
地球が古いという科学的証拠は信頼でき、論破不要である。
アダムとイブの堕落より、ずっと前から動物は死んでいる。
進化は起きているが、人間や主要な動物は独立に創造された。

[Ted Davis.:"Science and the Bible: Concordism, Part 2" (2012/07/03) on Biologos]

そして、若い地球の創造論の主張はもっと単純である。

  1. 聖書は無謬の観測記録である。
  2. 宇宙も地球も生命も、6000年前に創造された、
  3. ノアの洪水は全地球的で、これにより化石ができた。


これらに比べて、インテリジェントデザインの主張は、簡単には書けない。

  • 生命の歴史の話なのに、時系列がない。
  • 目的のための部品の意図的配置であるデザインの話なのに、目的も意図も、デザイナーも言及対象外である。
  • 超自然への言及を科学に持ち込もうという意志を表明しつつ、神には言及しない。
なので、突如として今日見られる動物のボディプランが出現したカンブリア爆発を好んで論じるのに、それが5億4200万年前から5億3000万年前の間に起きたのか、6000年前の6日間の出来事なのか問われても、答えない。

さらには、インテリジェントデザイン運動の目標が、ダーウィニズムを含む唯物論思想の打倒であるという。そして、これに関連して、ダーウィニズムの社会への影響を「研究」している。

かくして、インテリジェントデザイン支持者も、インテリジェントデザインが何なのか簡単には語れなくなっている。


posted by Kumicit at 2013/11/05 06:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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