クリスマスを宗教イベントとして祝うか、カルチャーイベントとして祝うか、いわわないか?
[Celebrating Christmas and the Holidays, Then and Now(2013/12/18) on PEW]
ここで注目点は世代の差。65歳以上では宗教とカルチャーは66対19だが、18-29歳では39対44とカルチャー側に傾いている。このまま推移すれば、半世紀後にはクリスマスをカルチャー祝日と思う人々が多数派になる。
これほど明瞭ではないが、処女懐胎についても世代の差が見えている。
処女懐胎を信じるか?白人の福音主義キリスト教徒や黒人プロテスタントはさておき、他宗派では処女懐胎を信じない人々がいる。少しずつではあるが、若い世代の方が処女懐胎を信じなくなってきている。
[Celebrating Christmas and the Holidays, Then and Now(2013/12/18) on PEW]
若い世代ほど宗教から距離を取り始めているようにも見える世論調査結果だが、実際のところはわからない。確かに米国全体では宗教を重要だと思う人々の比率は漸減している。一方で、若い世代に、MTD(Moralistic therapeuitic deism)と呼ばれる「神が存在して、我々がナイスであることを望んでおり、人生の要点は幸福である」という、もわっとした擬似宗教が広まり始めている。今しばらく、宗教宗派及び無宗教の比率や、教会へ行く頻度の推移などとともに、MTDの調査を眺めて行く必要があるだろう。