2013/12/29

メモ「bias blind point(バイアス盲点)」

ラジオ番組A Prairie Home Companionの架空の街Lake Wobegonでは、すべての女性は強く、すべての男性はイケメンで、すべての子供は平均以上である。その街の名をとって、自分の達成度や能力を過大評価するIllusory superiorityLake Wobegon Effectと呼ぶこともある。「未熟な人が、誤って自らの能力を平均よりも、はるかに高いと評価して、幻想上の優位性を患う認知バイアス」であるダニング・クルーガー効果も、この認知バイアスのひとつである。

一群のLake Wobegon Effectのひとつに、"bias blind spot(バイアス盲点)"がある。これは、他人のバイアスを認識できるのに、自分の同じバイアスを認識できないというものである。
Human judgment and decision making is distorted by an array of cognitive, perceptual, and motivational biases. This research concerns recent evidence that people are quite capable of recognizing the operation of bias in human judgment - except when that bias is their own. Aside from the general motive to self-enhance, two primary sources of this "bias blind spot" have been identified. One involves people's heavy weighting of introspective evidence when assessing their own bias, despite the tendency for bias to occur nonconsciously. The other involves people's conviction that their perceptions directly reflect reality, and that those who see things differently are therefore biased. People's tendency to deny their own bias, even while recognizing bias in others, reveals a profound shortcoming in self-awareness with important consequences for interpersonal and intergroup conflict.

人間の判断や意思決定は、認知や知覚や動機付けのバイアスによって歪んでいる。この研究は「人々が、人間の判断におけるバイアスの動作を認識する能力を持っているが、自分自身のバイアスについてはそうではない」ことを示す最近の証拠に関するものである。自己強化の一般的動機をさておいて、この「バイアス盲点」の主たる原因の2つが特定されている。ひとつは、人々が自分自身のバイアスを評価するとき、無意識に起きるバイアスの傾向があるにもかかわらず、内省的証拠に重きを置くことである。もうひとつは、「知覚は現実を直接に反映しており、違って見えている者たちにはバイアスがかかっていると考える」人々の信念である。たとえ他人の同じバイアスの存在を認識しても、人々には自分自身のバイアスを否定する傾向があり、そのことは「個人間及び集団間のコンフリクトの重大な結果をもたらす自己認識に重大な欠点がある」ことを、明らかにしている。

[Emily Pronin: "The Bias Blind Spot: Psychological Dynamics and Social Consequences" ]
他人と認識が一致しないなら、それは他人の側にバイアスがあると考え、自分の側にバイアスがあるとは考えないという...



posted by Kumicit at 2013/12/29 21:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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