インテリジェントデザインとハガルの関係は、インテリジェントデザイン運動が自然選択と突然変異による進化を嫌う理由を象徴的に表現している。
Giovanni Lanfranco: "Hagar in the wilderness" at Musee du Louvre Paris.
これには神学的帰結がある。進化が神の制御のもとにないなら、神が地球とその上の居住者のために将来必要なものを与えるという、摂理の概念とは相いれない。たとえば、神はハガル[創世記16章: Abrahamとの間にIshmaelをもうけた女性]が構成員である人類が原始の海から出現することすら保証できないので、ハガルが砂漠で必要とするものを準備できない。(ダーウィンのメカニズムの根源的な偶発性はダーウィニストSteven J. Gouldによってうまく表現されている。彼は進化のテープが巻き戻されて、再生されるなら、結果はまったく違うものになるだろうと書いている。神がひとたびAdamとEveを生み出す過程を起動したら、AdamとEveが生み出されるか、尖った耳のバルカン人が生み出されるのか、あるいは細菌に満ちた海が生み出されるのか、神は制御できない。)
[ Thomas Cudworth: "Theistic Evolutionists, Your Position Is Incoherent But We Can Help You!" (2008/06/21) on Uncommon Descent ]
気に入ったので、Giovanni Lanfranco:の描く天使をアイコンに使い、ATWIKI「忘却からの帰還 創造論/ID論」の表紙にも掲げてきた。
で、このATWIKIはblockquote内外の記述ルールが同一で、ネストできるとか、バックアップが容易とか、ページタイトル長無制限とか、使い勝手が良い。気に入っていたが、ここのところ、ATPAGEとATWIKIのセキュリティインシデントが続いたので、3連休で以下に引っ越しした。
==>忘却からの帰還 創造論とインテリジェントデザイン論 ( http://seesaawiki.jp/transact/ )
ページタイトル長制限のために、無理矢理切り縮めて変になったページタイトルもないわけではないが、まあそこそこの引っ越し。