そしたら、長谷川先生と同じく創造論の動向に疎い創造論者である斉藤愛輝先生が、創造論コンファレンスに参加したという投稿があった。
8月13日から16日まで、中国の昆明市で行われた「創造論、信仰、科学会議」に出席してきました。主催はGeoscience Research Institute(GRI)の北アジア太平洋支部です。ちょっと主催団体名が間違ってるけど、これに参加したもよう。
==>Pastors and Teachers Participated in Creationism, Faith and Science Conference
ちなみに、Geoscience Research Institute (GRI)はSeventh-Day Adventist傘下の研究員7名の小さな"創造論研究所"であり、このコンファレンスに講師を出張させている。コンテンツはとてもしょぼい。事実上の出版業なAnswers in Genesisとは比べるべくもない。
そのしょぼい http://grisda.org/ に斉藤愛輝先生がいたく感銘を受けているようなので、その中から、笑える一発を紹介しておこう。
1. Where did the water come from for the flood, and where did it go? (ノアの洪水の水はどこから来て、どこへ行ったのか)何が笑えるかと言うと、地球全体を厚さ1cmで覆い尽くすとすると、5兆トン、直径20kmくらいの彗星核が必要なこと。同一質量の岩石だと直径10km以上になる。衝突速度に依存するが、このサイズだと6500万年前と推定されるChicxulub Craterを形成した隕石衝突クラスの被害が出そう。すなわち、全地球的地震・急激な気温上昇・数年にわたり闇に閉ざされる地球など。
The oceans contain enough water to cover the Earth. If Earth's surface were perfectly smooth, with no mountains or ocean basins, it would be covered by a layer of water 3 km deep. There is plenty of water to flood the Earth. Before the flood, some water was probably in the seas, some in the atmosphere, and an unknown amount of water may have been underground. The water is now in the ocean basins.
It is possible that more water was added during the flood by collisions of one or more comets, which appear to be made largely of water.
洪水の期間にひとつかそれ以上の彗星が衝突して、水を追加したかもしれない。彗星はほとんどが水である。
Most of the water is now in the ocean basins.
[FAQ Flood on GRI]
ちなみに、水深200m分を一発で供給しようとすると、これくらいの被害が出そう。
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タグ:創造論