Houtkooper reanalyzed data from the Gas Exchange (GEx) experiment carried out by the robotic landers in the 1970s and speculates the martian soil contained detectable amounts of life. "It comes out to a little more than one part per thousand by weight, comparable to what is found in some permafrost in Antarctica," Houtkooper said.これはこれとして、この報道に、ささやかに反応したのが、"若い地球の創造論"ミニストリAnswers in Genesisである。
Houtkooperは1970年代に行われたロボット操作着陸船によるガス交換実験データを再解析し、火星の土壌には検出可能な量の生物が存在していたと推定した。「重量比0.1%より少し多いくらいで、南極の永久凍土と同程度」だと。
Norman Pace, a microbiologist at the University of Colorado, is skeptical of the new claims. "It sounds bogus to me," Pace told SPACE.com. "I don't consider the chemical results to be particularly credible in light of the hash conditions that Mars offers."
微生物学者Norman Paceは、この新しい主張に懐疑的である。「私には誤りだと思える。特に火星のhash conditionを考えれば、化学的結果は特に信頼できるものとは考えられない」
[Claim of Martian Life Called 'Bogus' (2007/08/23) on LiveScience]
Certainly, we are glad that this latest claim of Martian life (the latest in a long, long line) is not meriting significant attention—but somehow we doubt that this will be the last claim of extraterrestrial life."若い地球の創造論"では、地球外生命とくに地球外知性は存在しないことになっている[ie. Werner Gitt, 1997]。なので、Vikingが火星の生命の存在を観測していないという主張を歓迎している。
火星の生命についての最新の主張が注目に値しないものだったことは、確かに喜ばしい。しかし、これで地球外生命の存在についての主張が終わるとは思えない。
[News to Note, August 25, 2007]
ところで何故、創造論と異星人がバッティングするかというと、明確な理由はない。Werner Gittは以下のような点を挙げているが、創造論の存否に関わるようなものではない。
- 聖書に言及がない
- アダムの罪の結果として、「天は巻物が巻き取られるように消え去り、山も島も、みなその場所から移された」(黙示録6章14節)になるが、それに他の知的生命も巻き込まれてしまう。
- 星々は夜を照らす光として創られたから
「神は意味のないものは創らない」という考えのもと、18世紀欧州では、火星人や金星人や木星人や土星人の存在を、キリスト教の枠内で語られていた[ie 地球外生命論争]。それからすると、地球外生命の有無は特に問題なわけではなさそうだ。
ちなみに、進化論と折り合いをつけているローマカトリックだと、バチカン観測所のGuy Consolmagno神父は、異星人についての記事を書いたり、インタビューを受けたりしている。
にもかかわらず、Religious rightなニュースサイトConservative Voiceも「Any Life On Mars Came From Earth!」と言ってみたりで。
もしかして、火星の土壌中に微生物がいるか・いないかが信仰の問題なのだろうか?
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