==>Mirrors 'could deflect' asteroids (2007/10/05) on BBC
==>David Shiga: "Are mirrors the best way to deflect asteroids?" (2007/10/09) on New Scientist Space
New Scientist SpaceおよびBBCの報道によれば...
恐竜を滅亡させたと言われる5km級のアステロイドは約600万年に1回くらい地球に衝突するが、140m級だと約5000年に1回くらい。そこで、140m級アステロイドに対抗するのに一番適切な方法は何かをスコットランドのUniversity of GlasgowのMassimiliano Vasile率いる研究チームが検討した。
評価項目は以下のとおり
- アストロイドの軌道改変量のパフォーマンス
- 作戦実行までに必要な時間
- 作戦実行のための宇宙船の質量
採用はミラー宇宙船。
ミラー宇宙船を地球から打ち上げて、アステロイド近傍で太陽光を反射、アステロイド表面で集束により、表面温度は2100℃にして蒸発させ、軌道を改変する。
20m級ミラーを展開する宇宙船10機で、150m級アステロイドを約6ヶ月で軌道改変できる。これを100機で実行すると数日。GPS衛星のことを考えれば、数十機の打ち上げは人類の実力範囲内だとVasileチームは評価。(なお、20km級アステロイドだと、5000機で3年以上かかる)
NewScientist
ついでに、却下品についての画像を拾い集めてみた:
- 重力トラクタ: 低スラスト宇宙船でアステロイドを牽引する(アステロイドと同程度の質量が必要で、軌道改変の時間もかかるので不適)

New Scientist - 核爆発: 核爆発で軌道改変する(ミラー宇宙船と同様の効果があるが、間違ってアステロイドを砕いてしまうと、破片が地球に降り注ぐので、不適)

David Hardy - 運動インパクター: 高速で宇宙船を衝突させて軌道改変する

ESA - マスドライバー: アステロイドにマスドライバーをつけて、アステロイドを削って、宇宙空間に投げ上げて、反動で軌道改変する。
たぶん、これであってるはず。
SpaceWorks Engineering - アステロイドにスラスタを付けて噴射(高速版と低速版)
それらしい画像がみつからない... - Yarkovsky効果: アステロイドに色を塗って、太陽光の反射/吸収により、軌道改変

Nature
ただし、異論もある。
米国コロラド州BoulderのSouthwest Research InstituteのClark Chapmanは、対処すべきは50〜100m級アステロイドであり、それなら、ミラー宇宙船ではなく、宇宙船と衝突させた方がいいと言う。また、NEOs(searches for near-Earth objects)で余裕をもって見つけられるので、時間がかかることは問題にはならないと。
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